2017年全米オープンに出場する日本ツアー屈指のショットメーカー・宮里優作。そんな彼は、フェースが開きやすい今どきクラブは早めのフェースターンが必須だと語る。全米でも大暴れしてくれる違いない日本代表の侍が、ボールをつかまえる秘訣を教えてくれた!
切り返し直後からフェースを返し始める
「今の大型ヘッドで振り遅れたり、それを嫌がってチーピンが出ているような人は、早めにフェースを返す意識を持ったほうがいいですよ」と、宮里優作プロ。
早めってどれくらいだろう? よくプロがいう「右足の前」だろうか?
「右足の前じゃ遅すぎます。ハーフウェイダウンでも遅すぎる。切り返したらすぐフェースを返す意識を持っていいですよ」(宮里、以下同)
えっ!? そんなに早くフェースを返していたのか。
「切り返したらフォローの定位置に向かって返していきます。インパクトはまったく考えない。ただの通過点ですから。なるべく手で返さずに、体で返す意識を持ってください。体を返すというと、僕の場合は右腰を動かすイメージですね」
今年2勝をあげ、好調を維持している宮里プロ。6月15日から始まる全米オープンでは、ラフに入れずに飛距離を稼ぐ、ティショットがひとつのポイントになってくる。安定感抜群のスウィングで好成績を期待したい。
(月刊ゴルフダイジェスト2017年2月号より抜粋)