女子プロ界の飛ばし屋としても名高い、穴井詩(あない・らら)。2016年の初優勝に続き、今季7月にツアー2勝目を飾るなど、ますます勢いに乗っている。そんな彼女を支える14本の相棒とは?
替えたのはシャフトだけ。基本セッティングは変えない
2017年7月のセンチュリー21レディースでツアー通算2勝目を飾った穴井詩(あない・らら)。1勝目よりも2勝目のほうが難しいといわれるが、それを成し遂げられたのはクラブへの信頼の厚さがあったからにほかならない。
「開幕から基本的なセッティングは変えていません。ただ、ドライバーのシャフトは替えました。私は、ミスのほとんどがチーピン系の左へのミスで、そこに対する怖さがありました。ただ。ヘッド自体はつかまってくれないと嫌なので、シャフトを替えることにしたのです。今のシャフトは動きすぎず、挙動が安定しているので、左への怖さがなくなりました」(穴井)。
飛ばし屋として知られる穴井だが、ドライバーの長さは44.5インチと短め。これもしっかり振り切って左へのミスを抑える工夫のひとつといえる。
14本の流れはまるで「男子プロ並」のセッティング
穴井の14本のクラブの流れを見ると、男子プロのセッティングのように見えるが、それはヘッドスピードがあるというだけでなく、構えたときの“好み”も入っているからだ。とにかく穴井は引き締まって見えるフォルムが好きなのだと言う。
自分の特徴を最大限に引き出してくれるクラブで3勝目、4勝目を狙っていく。穴井の躍進はさらに止まらない。
詳しいスペックは、週刊ゴルフダイジェスト8月22・29日号「pro's spec」をチェック!(写真/岡沢裕行)