PGAツアープレーオフ第一戦「ザ・ノーザントラスト」を制したダスティン・ジョンソン。豪快な飛距離に目を奪われるが、飛距離のアドバンテージをスコアに直結させるアイアンの距離感も超一流。正確にピンを刺すそのスウィングを、プロゴルファー・中村修が解説。

ピンを刺すアイアンは「左肩下げて、右肩下げる」のがコツ

「ザ・ノーザントラスト」は、世界ランク1位としてこの試合を迎えたダスティン・ジョンソン(以下DJ)の勝利で幕を閉じました。最終日最終ホールでロングパットを決めてジョーダン・スピースに追いつき、サドンデスの1ホール目でバーディをとって奪った勝利は、さすが世界ランク1位と言わざるをえないものでしたね。

今回私が注目したのが、DJのアイアン。圧倒的な飛距離に目がいくDJですが、もちろんただ飛ぶだけの選手ではありません。飛ばしのアドバンテージをスコアに直結させる、ショートアイアンの“縦の距離感”にも非凡なものがあるのです。

さて、そのスウィングを見ていきましょう。まず注目したいのが、手が非常に高い位置にくるトップです。

画像: ピンを刺すアイアンは「左肩下げて、右肩下げる」のがコツ

手が頭よりはるかに高い位置まで上がっています。これは、肩の回転が大きく、腕の動きが小さいから。左腕をまったく曲げず、まるで時計の針を動かすような動きでスウィングしているのがわかります。

そのメリットはシンプルで、スウィングが縦振りとなる分、飛んだり・飛ばなかったりというミスが減る、すなわち縦の距離感が合いやすくなります。また、フェースの開閉をあまり行わない打ち方でもあるので、方向性にも優れています。

やや余談になりますが、やや上から潰すような打ち方になるため、重心位置が高めのマッスルバックアイアンと相性の良い打ち方でもあります。今大会でDJはピンタイプのパター(テーラーメイドTPコレクションJUNO)を使用していましたが、ピンタイプのパターは重心位置が高め。そう言った意味で、アイアンからパターまで、同じ感覚でスウィングできていたのかもしれません。

DJのアイアンの打ち方は、アマチュアゴルファーのみなさんにも大いに見習っていただきたいです。意識としては、「クラブを上げる」とか「体を回す」ではなく「左肩を下げる」という意識でバックスウィングを取ってください。

ダウンでは、左肩のあった位置に右肩をもってくるようなイメージで、右肩を下げます。すると、肩の動きに腕がくっついてくるようになり、縦の距離感が揃った安定感のあるアイアンショットが手に入ると思いますよ。

(写真/姉崎正)

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