残り130〜140ヤード。8番・9番あたりのショートアイアンを手にする場面では、ピンに寄らずともグリーンには乗せておきたいところ。しかし、これが意外と乗らない。どうすれば確実にグリーンをとらえることができるのか? 美女ゴルファーとしても知られるツアー1勝の松森彩夏にヒントを伝授してもらった。
それぞれのチェックポイント
130~140ヤードで8番か9番で迷うケースは多々ある。そんな時は、どのような選択をし、どのような注意点が必要なのか。松森彩夏に聞いてみた。
「9番じゃ届かないけれど、8番では大きいというときは8番のライン出しが効果的です。ポイントは左腰の開きを抑えること。方向性を出そうとすると胸(体)の開きが早くなります。体が開くのを我慢して、体の正面でインパクトすることを意識しています。次にちょっと短いけれど9番でしっかり打つときは、右手に力を入れすぎないように注意します。強く打とうとするとどうしても右手に力が入るので、左手1本で打つくらいのつもりでスウィングしています」(松森、以下同)
8番は腰が開くと右に出て、9番はつかまりすぎて左へのミスになる傾向がある。そこを頭に入れて、ピン位置やハザード位置から番手選びをしているという。
8番はインパクトのまで腰の開きを我慢!
打ち出しを正確にするには、何よりもスクェアなインパクトが必要。
「ダウンからフォローにかけて腰の開きを我慢。体の正面でインパクトできるようになります」
9番は左手グリップをしっかり握る!
強く振ろうとすると腕や体が力みがち。松森は左手1本でスウィングするイメージが効果的と話す。
「強いインパクトではなく、スウィングの遠心力で飛ばす意識です。
右へのミスに気をつけたい8番。左の引っかけに注意したい9番。両者の打ち方の違いを意識して、ナイスオンを目指そう!
写真/大澤進二
(週刊ゴルフダイジェスト2016年6/7号より)