10月12日(木)から始まる2017年の日本オープン開催コース、岐阜県の岐阜関CC東コースに行ってきた。支配人いわく、15番からの上がり4ホールが勝負の分かれ目とのことだが......。
15番からの上がり4ホールが勝負の分かれ目
日本オープン開催の舞台である岐阜関CC東コース。森潤支配人に聞いたところ、15番から始まる「上がり4ホール」がポイントだと話してくれた。
15番はパー5の570ヤード。ティショット次第で2オンも可能な距離だ。ただし280~300ヤード地点のフェアウェイ幅は17~22ヤードほどで左右にはフェアウェイバンカー。インコース唯一のパー5なのでスコアを伸ばしたいホールではあるが......。
16番は500ヤードを越すパー4。日本オープン用にティグラウンドを新設。ティグラウンドから見ると、左右の林がせり出し、細い廊下を抜いていく印象。左のフェアウェイバンカーは、アゴを切り直して難度アップ。300ヤード先の右サイドがベスポジ。
17番は打ち下ろし&打ち上げのパー4。名匠・井上誠一と、「東の井上、西の上田」と並び称されるゴルフコース設計の巨匠・上田治の設計コースらしい、ティショットの狙い目に大きな松群が効いていて、そのわきがベスポジ。グリーンが細長く、セカンドショットは、左右はもちろん前後の距離感が試される。
18番は長いパー4。数年前に川田太三氏が「18番はストロングパー4であるべき」と1番と18番を入れ替えて、改造した。ティショットからは打ち上げが続き、280~300ヤード先のフェアウェイ左にはダブルバンカー。かといって右サイドからのセカンドは、せり出す林がスタイミーに。ストロングと言うよりもモンスター。しかも開催時期はアゲンスト風が吹きやすい。注目の最終ホール!
いよいよ目前に迫った日本オープン。今年はどの選手が栄冠を手にするのだろうか? 手に汗握る熾烈な優勝争いを期待しよう。
写真/野村知也