競技に参加中。パットを打つ前に、飲んでいたペットボトルをグリーンの脇に置いたところ、同伴者から「そこに置いちゃダメですよ」と指摘されてしまった! 競技ラウンド中の携帯品の使い方について、きちんと理解していますか?
画像: 「はぁ~、今日は暑いわね。のどが渇いて仕方がないわ」。

「はぁ~、今日は暑いわね。のどが渇いて仕方がないわ」。

競技に参加している2人。この日は秋とは思えないほど気温が高かったため、水分補給をしながらグリーンへ。

画像: 「よ~し、このパット決めるわよ!」

「よ~し、このパット決めるわよ!」

自分がパットを打つ番になり、飲んでいたペットボトルをグリーンの脇に置いたところ、同伴者から「ちょっと待ってください!」の指摘が……。

画像: 「そこに置いちゃダメですよ!」「え? なんで??」

「そこに置いちゃダメですよ!」「え? なんで??」

「ペットボトルは水分補給のために持ってきただけで、別に傾斜の度合いを測る目的でグリーンの近くに置いたわけじゃないわ。もちろんライン上に置いて目印にしたわけでもないから、問題ないと思うのだけれど……」

「競技では、距離を測る計測器なんかを使ってはダメですよね。ペットボトルも水が入っていたら傾斜がわかるわけですし、たとえ故意ではなかったとしても、グリーン近くに置いたら2打罰になってしまいますよ」

さて、2人の主張のうち正しいのはどっち?

グリーン脇にペットボトルを置いた

  • 傾斜を測るためではないから無罰

    正規のラウンド中、距離やプレーに影響する可能性のある状況を計測する目的で、人工の機器や異常な携帯品を使用してはならない(規則14-3)。水の入ったペットボトルをグリーン上に置くことも、傾斜を測定する目的の場合は違反となるが、今回のように傾斜を測定する目的でない場合は罰はない(裁定14-3/12・5)。

  • 携帯品の異常な使用で2打罰

    正規のラウンド中、距離やプレーに影響する可能性のある状況を計測する目的で、人工の機器や異常な携帯品を使用してはならない(規則14-3)。水の入ったペットボトルをグリーン上に置くことも、傾斜を測定する目的の場合は違反となるが、今回のように傾斜を測定する目的でない場合は罰はない(裁定14-3/12・5)。

  • 傾斜を測るためではないから無罰
    46
    1455
  • 携帯品の異常な使用で2打罰
    54
    1716

週刊ゴルフダイジェスト2017年10/24号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混、写真/・増田保雄)

This article is a sponsored article by
''.