少し頭が動くクセがあって……
こんにちは! バンキシャM子です。さて、2017年10月27日より始まる樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント練習日の練習場に、若手の松田鈴英プロがなにやら水が入ったペットボトルを持って練習場に登場。キャップの先にゴムティをつけてティアップした球を片手で打ち始めました。
まずは片手ずつ、そして両手、また片手と、ハーフショットでしばらく黙々と打ち続けていました。ツアーに帯同をしている父の直樹さんがたまに頭を固定したりしていて、松田プロにとってこの練習、かなり重要らしい……。ということで父・直樹さんに話を聞いてみました!
M子:松田プロが黙々とやっているペットボトルティアップ練習ですが、松田プロはいつからやっているのですか?
直樹さん:半年くらい前からですかね。どうしても頭が動いてしまったり少しスウェーしてしまうクセがあったのではじめました。あとは手打ちにならないようにというのと、頭を動かさずに体の中心で球をとらえられるようになるという効果もあります。
M子:なるほど。成果のほどはいかがですか?
直樹さん:おかげさまで頭は動かないようになってきましたね。あと、これからの季節、寒さで体が動かなくなると、飛距離が落ちてくるじゃないですか。なので、つねに体の中心で確実に捉えるという練習を今のうちからしておく必要があるかなと。ある意味寒さ対策でもありますね。
M子:暖かくても寒くても同じ体の動きが常にできるように、ということですか?
直樹さん:最終的にはそこに行きつきたいですね。これからもこの練習は続けると思います。
とのことでした。この練習について、理論家として知られる吉田一尊プロに意見を聞いてみると、
「頭が動かないようにやっているとのことですが、頭が余計な動きをすると、前傾角度が崩れやすく、前傾角度が崩れると、ダウンスウィングでクラブが“寝た”状態になってしまい、ティや、ペットボトルを叩いてしまいます。ボールをクリーンに打つためには、頭を動かさず、構えたときの前傾角通りに体を回転させる必要があります。そういった意味で、狙い通りの効果的練習法だと思います」
とのことでした。さすがプロテストをトップ通過するだけあって、練習から意識が高いです。頭がブレてしまう方、冬でも飛距離を落としたくない方、ぜひ参考にしてみてくださいね!