女子ツアー界きっての飛ばし屋として名高い渡邉彩香。2017年はシーズン中盤に予選落ちが続くなど、やや低迷していたが、11月に行われたTOTOジャパンクラシックで5位と健闘を見せ、徐々に本来の姿に戻りつつあるようだ。そんな彼女が選ぶ14本の相棒とは?
いいクラブの条件とは?「1番はやっぱり“顔”ですね!」
2017年11月3日~5日に行われたTOTOジャパンクラシックで5位タイに入り、復調の兆しを見せた渡邉彩香。最大の武器は圧倒的な飛距離。だが、彼女がこだわるのは、飛距離ではなく操作性だという。
「クラブに対して、“必ずこれじゃなければダメ”というものはありません。ただ、いいものは打ってすぐにわかるので替えるときは早いです」(渡邉)。
では、渡邉が言う“いいもの”とはどんなクラブなのか?
「一番はやっぱり顔ですね。真っすぐ、スクェアに見えないと、弾道がイメージできません。その後に、そのイメージと実際の弾道がマッチしているかどうか。私はもともと球が高いので、抑えて打ったときに、いい意味で高さが出ないクラブが好きです。ウッド型ではなく、アイアン型のユーティリティを入れているのは、そういった操作性を重視しているからなんです」(渡邉)。
まっさらな気持ちで打ったときのフィーリングが大事
また、新しいものはまず試してみることが大事だと渡邉は続ける。
「先入観を持たずに打ってみるんです。情報を入れてしまうと、自分の感覚が鈍ってしまうような気がして。まっさらな気持ちで打ったときのフィーリングを大事にしています。だからこそ、替えるときは早いし、なかなか替えないことも多いんです」。
シーズン終盤に、本来の調子を取り戻しつつある渡邉。日本の女子ツアーが盛り上がるためにも、彼女の完全復活が待ち遠しい。
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