いい道具には、必ず物語がある。世に数多あるゴルフギア&グッズの中から、とくにストーリーのあるものをピックアップするのが「ネクストブレイク ゴルフグッズ&ギア」。第3回はクラウン部の“穴”が特徴のタイトリスト「VG3 ドライバー」にフォーカスしてみよう。

タイトリストは、世界中のツアープロから絶大な信頼を集め、世界中のトッププロと契約し、勝利を重ねている。その硬派なイメージは日本でも浸透していることは言うまでもない。

2010年にタイトリストは、日本市場限定でVG3というブランドを展開しはじめる。そもそもワールドワイドにビジネスを展開するタイトリストは、どの国でも、本国アメリカと同じ商品を提供していた。しかし日本市場を重要視し、日本のみで販売されるクラブをわざわざ作ったのだ。

ロフトごとに重心設計とヘッド形状が違うのも特徴のひとつ。9.5度は球筋をイメージしやすい丸形ヘッド形状で、10.5度は球が上がりやすいシャローヘッド形状

従来から展開しているアスリート向けドライバーよりも、日本人の筋力、嗜好などを考慮し、日本で売れているドライバーを研究して作られたVG3は歴代、軽量で、より飛距離重視、そしてボールのつかまりが良いクラブとなっている。もちろんツアープロが高く評価するアスリート向けドライバーのノウハウはしっかりと生かしている。

18年モデルのVG3は、試打したプロゴルファーや、ゴルフライターなどからの評価は高い。その要因のひとつが、クラウンからトウ部分にかけて、40を超える楕円状の穴が開けられたフレームを採用した「チーターテクノロジー」だ。この構造により、ヘッドは軽くなり、単なるカーボンよりもボール初速に直結するエネルギー伝達率が高くなったという。ちなみに、「チーター」は、楕円状の穴がまだら模様に見えることと、ヘッドスピードが速くなることからきているのだろう。その「チーター」の上に、軽くて強いカーボンクラウンを積層したことも見逃せない。

画像: 新「VG3」に搭載された新技術「チーターテクノロジー」

新「VG3」に搭載された新技術「チーターテクノロジー」

タイトリストらしいアスリートなイメージと、ゼクシオやグローレなど、プレミアムゾーンの優しいイメージの両方を持っている珍しいドライバーだ。年齢を重ねても、まだまだ飛距離では負けないというユーザーが支持しているVG3ドライバー。発売の12月22日が待ち遠しい。

9.5度と10.5度を各1名にプレゼント!

今週紹介したタイトリストの「VG3ドライバー」のロフト9.5度、10.5度を各1名にプレゼント。応募は下のバナーより。

画像: www.golfdigest.co.jp
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