「ツアーイチ ドライバーが曲がらない男」と名高い稲森佑貴。2017シーズンはベスト10フィニッシュ7回で賞金ランク20位に入るなど、期待の若手の一人でもある。そんな彼の気になる14本の相棒たちと、独自のクラブ論とは?
クラブ選びは“つかまり”からチェック!
2015年から3年連続でフェアウェイキープ率1位を守り続ける稲森。“ツアーイチ曲がらないドライバーショット”を支えるのは、アベレージゴルファー向けのモデル「ゼクシオ」だ。
「ゼクシオならではの球のつかまりがすごく安心感があって気に入っています。僕はドローヒッターなのですが、自分で球をつかまえるというよりも、何もしなくてもクラブが球を勝手につかまえてくれるほうが安心して振れるんです。シャフトをつかまりのいいスピーダーエボリューションにしているのも同じ理由。僕にとっては、“つかまる”ことがすごく大事なんです。クラブを選ぶときは、“つかまり”からチェックします」(稲森)。
芯の広さや慣性モーメントの大きさだけでなく、球のつかまりが右方向への不安を消し、ワンサイドで狙える状況をつくり出していることが、稲森のフェアウェイキープ率を支えている。
つかまりのいいアベレージ向けモデルを積極的に活用
その他のクラブについてはどうだろうか。
「アイアンが好きで、距離のコントロールも得意。真っすぐ見える顔が好みです」と話す稲森。2017シーズンは、パーオン率も5位でパー3のスコアも1位にランクインするなど、結果が物語っている。また、「アイアンが得意なぶん、上を厚くしたい」という理由から、フェアウェイウッド2本、ユーティリティ1本をバッグに入れている。
2017年は旧モデルの「ゼクシオ9」で戦った稲森だが、最終戦の日本シリーズでニューモデル「ゼクシオ テン」を投入。本人も「違和感なく振れた」と話すように、来年へ向けて着々と準備を進めているようだ。
詳しいクラブスペックは、週刊ゴルフダイジェスト12/26号「pro's spec」をチェック!
写真/姉崎正