ツアー屈指のアイアン巧者と評されている韓国出身のキム・キョンテ。ツアー通算13勝をマークし、2010年と2015年は賞金王にも輝いた。そんなショットメーカーでもある彼の選ぶ14本の相棒とは?

UTはあまり得意じゃない。アイアン大好き!“鉄男”

2008年から日本ツアーに参戦。10年間で通算13勝をマークし、2010年と2015年に2度の賞金王にも輝いているキム・キョンテ。

飛距離よりも正確性で勝負するタイプだが、アイアンは3番からと、まるでパワーヒッターのようなセッティングだ。

「実はユーティリティがあまり得意じゃないんです(笑)。昔からアイアンが好きで、ボクのゴルフの生命線でもあります。3番から5番までは、しっかり高さを出したいので『CB』、6番から9番までは、コントロールのしやすい『MB』を組み合わせています。この『CB』と『MB』のコンビはずっと変わりません」。

画像: 「ロングアイアンでもボールをしっかり上げたい」から、3I~5Iはキャビティバックの『CB』を入れ、高い球でグリーンを狙い打つ。アイアン(3I~5I)「タイトリスト 716CB」

「ロングアイアンでもボールをしっかり上げたい」から、3I~5Iはキャビティバックの『CB』を入れ、高い球でグリーンを狙い打つ。アイアン(3I~5I)「タイトリスト 716CB」

画像: マッスルバックの『MB』アイアンは「縦の距離のバラツキが少なく、左右高低の打ち分けもしやすい」から、よりシビアにピンを狙っていける。アイアン(6I~9I)「タイトリスト 716MB」

マッスルバックの『MB』アイアンは「縦の距離のバラツキが少なく、左右高低の打ち分けもしやすい」から、よりシビアにピンを狙っていける。アイアン(6I~9I)「タイトリスト 716MB」

画像: ストレートネックでアイアンのように構えられる。「21度のUTと3Iを入れ替えるときもあります」。UT「タイトリスト 816 H1」

ストレートネックでアイアンのように構えられる。「21度のUTと3Iを入れ替えるときもあります」。UT「タイトリスト 816 H1」

ショートゲームの精度が上がる愛用のウェッジ

飛距離がそれほど出るタイプではない彼にとっては、ウェッジも重要なクラブだ。

「いま使っている60度のサンドウェッジは、ファーストバウンドでスピンがキュッとかかってくれて、距離を合わせやすいんです」。

画像: 「ウェッジは構えたときの顔も重要視します」。PWは48度のロフトを1度立てて使っている。ウェッジ「ボーケイ SM5」、「ボーケイ スピンミルド C・C」

「ウェッジは構えたときの顔も重要視します」。PWは48度のロフトを1度立てて使っている。ウェッジ「ボーケイ SM5」、「ボーケイ スピンミルド C・C」

画像: 調整機能でポジションをフラットにセット。「叩いても左に行かないシャフトを選んでいます」。ドライバー「タイトリスト 917D2」

調整機能でポジションをフラットにセット。「叩いても左に行かないシャフトを選んでいます」。ドライバー「タイトリスト 917D2」

ウッド系を増やして飛距離不足を補うのではなく、自身にとって最大の武器であるアイアンを中心に構成。2017年は未勝利に終わったが、あくまでも自分のスタイルにこだわったセッティングで、2018年は3度目の賞金王を目指す。

詳しいクラブスペックは、週刊ゴルフダイジェスト2018/1/9・16号「pro's spec」をチェック!

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