ジュニア時代から日本女子アマに優勝するなど活躍した1996年香川県出身の森田遥(もりた・はるか)。2017シーズンは北海道meijiカップで初優勝と順調にキャリアを積み重ねている。そんな若手のホープが選んだ14本とは?
全米女子オープンでショートゲームの重要性を知った
2017年はツアー初優勝を飾るなど大きくステップアップした森田遥。なかでも、全米女子オープンへ出場したことが、自身のゴルフを進化させる大きなきっかけになったという。彼女のセッティングの中では、3本入れているウェッジにこだわりが詰まっている。
「全米女子オープンに出場した時に、ショートゲームの重要性を感じ、自分はショートゲームでゴルフを組み立てるタイプだと再認識しました。ショットが悪くてもアプローチでカバーできれば優勝できることも実感しました」(森田)。
森田の3本のウェッジのロフトは、47度、50度、57度とあまり見ないロフトピッチになっている。森田にとって、ウェッジそれぞれに役割があり、自分にとって思い通りの距離をコントロールできるのがこの3つのロフトなのだという。
「グリーン周りはほぼ57度で対応しています。ロフトピッチが開いているのは、100ヤードを基準にクラブを選んだからです。私にとって50度がちょうど100ヤード。グリーン周りのアプローチは57度しかあまり使わないので、開いていても気にならないんです。47度はアプローチというよりもショットに近い感覚で打っています」(森田)。
ウッドは飛距離と方向性をバランスよく両立するモデルを使用
また森田のセッティングは、ユーティリティを多めに入れていて上が厚い、女子プロに多く見られる組み合わせでもある。全体的にどのクラブでも狙える、長所を生かす14本を揃えていると言えるだろう。
2018シーズンの森田の活躍にますます期待していきたい。
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写真/岡沢裕行