セカンドショットがバンカーにイン! しかしバンカー内に落ち葉がたくさんあって、次のショットを打つのにジャマになりそう……。確か落ち葉はルースインペディメントのはず。でもバンカー内の場合は、取り除いていいんだっけ?
グリーンを狙ったセカンドショット。冬芝に負けて、しっかり打つことができなかったようで、ちょっと距離が短かったみたい……。「あ~、手前のバンカーに入っていないといいけれど!」
案の定、ボールはグリーン手前のバンカーにイン……。「ドンマイ、ドンマイ! 切り替えて次のショットでチップイン狙いましょう」。「そうね、凹んでなんていられないわ。前向きにいかなくっちゃ!」
「あら、葉っぱが……。う~ん、リカバリーしたい大事な1打だもの、ボールに落ち葉がかかっているこの状態で打ったら、ショットに影響しそうだわ」。
「待って! 確かに落ち葉はルースインペディメントだけど、ボールがハザード内にある場合は、ルースインペディメントに触ると2打罰になってしまうわ。気になるでしょうけど、そのまま打たなきゃダメよ!」
「落ち葉はルースインペディメントだから、ボールが動かなければいつでも取り除いていいはずよ。砂に触れるわけでもないから、砂質のチェックにはならないし。なんの問題もないと思うけど……」。
バンカー内におけるルースインペディメントに関する解釈、2人のうち正しいのはどちら?
落ち葉などのルースインペディメントは、それを取り除くことが球の動く原因にならなければ、無罰で取り除くことができる(規則23-1)。しかし球がハザード内にある場合、そのハザード内にあるか、またはそのハザードに触れているルースインペディメントに触れたり、動かすことは禁止されている(規則13-4/c)。
週刊ゴルフダイジェスト2018/1/30号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混、写真・岡沢裕行)