およそ1年ぶりのツアー復帰戦ファーマーズ・インシュランス・オープンでタイガーはギャラリーの温かい拍手と声援に迎えられた。ファンもツアー仲間もそしてなによりタイガー自身が待ちに待った瞬間。やはりタイガーがいると試合が華やぐ。そんなタイガーに対し、メジャー6勝の名手、ニック・ファルドがタイガーに関して興味深い発言をしている。           

第1ラウンドは「ところどころルーズなショットがあった」と松山英樹と同じイーブンパー72で回り84位タイとスコア的には振るわなかったタイガーだが「楽しかった。またその場に立てたことがうれしい」と復帰戦初日を振り返った。

最近は週休1日で練習に打ち込みテーラーメイドと入念なクラブテスト&調整を行い「腰の痛みがまったくない。クオリティ・オブ・ライフ(人生の質)が昨年とは比べものにならない」と満面の笑み。「準備は整った。早く試合に出たくてうずうずしていた」と打ち明けた。

もちろん予選を突破し上位を賑わしてもらいたいが、本人はもう少し長期的な展望を持ってツアーに臨んでいるようだ。「本丸はマスターズ」とメジャーに照準を合わせている話も漏れ伝わってくる。

画像: ファーマーズ・インシュランス・オープンで復帰したタイガー

ファーマーズ・インシュランス・オープンで復帰したタイガー

そんなタイガーに対してマスターズ3勝、全英オープン3勝を誇り現在ゴルフ番組のコメンテーターを務めるニック・ファルドがメジャーにおけるタイガーと自分の共通点を語った。

「大事なのはトーナメントのスタートホール。4日間の最初のホールでタイガーと自分はバーディ発進が多い。あらかじめそういう準備をしてプレーしているからだ」(ファルド)

1番ティに立つ前、ティショットはどこに打つべきか? どのルートで攻めるべきか? ファルドは「緻密なシミュレーションを行って頭のなかですでに組み立てができあがっていた」という。

「メジャーに勝てない選手はティグランドに上がってからあたふたする。準備ができていないから雰囲気にのまれてしまうんだ。タイガーは違う。練習場でスタートホールのティショットをイメージした球を打って、それが決まったところでティグランドに向かう。“タクティクス(戦術)”が決まっているんだね」

復帰戦の初日、タイガーはトリーパインズGCサウスCの1番でティショットを左に曲げ、2打目はバンカーにつかまりボギー発進を余儀なくされた。今回はスタートホールで流れを作ることができなかったということだ。

だが16番パー3ではあわやホールインワンのスーパーショットも披露してくれた。「明日からはもっとピンを狙っていく。アイアンの精度を上げて、もっと近く、もっと寄せてバーディを獲りたい」

タイガーの動向から目が離せない。

写真:吉田洋一郎

GOLF5

This article is a sponsored article by
''.