顔はタイプじゃない。でも当たりは最高だから手放せない
2009年から日本ツアーで活躍し、ツアー4勝を挙げているキム・ヒョンソン。高いパーオン率を誇るショットメーカーだが、そのクラブセッティングで目立つのは、ウッド型2本とアイアン型1本、計3本のユーティリティだ。
「ウッド型の2U、3Uは、実は顔があまり好きではないんです。でも打感や弾道のイメージが抜群によくて、プレーオフのようなプレッシャーのかかる場面でも、持ち味のフェードがしっかり打てる。5年も前のクラブですが、いつの間にか手放せないクラブになっていました」。
![画像: 2本のウッド型UTは、「顔は好きではない」と言うが、性能には絶対の信頼をおいている。「ロイヤルコレクション BBD506V」(21・23度)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/02/28/0b1552ef743e3195a0595e1aca5b10cef452e78c_xlarge.jpg)
2本のウッド型UTは、「顔は好きではない」と言うが、性能には絶対の信頼をおいている。「ロイヤルコレクション BBD506V」(21・23度)
いっぽうアイアン型の「スリクソン Z U65」は、アイアンと同じイメージで構えられる。シャフトもアイアンと同じものを差しているが、「アイアンよりも高い球が打てて、グリーンに球を止められる」と言い、高いパーオン率を支える武器となっている。
![画像: ロフト23度のアイアン型UTは、マッスルバックのアイアンよりも高い球がやさしく打てる。「スリクソン Z U65」(26度)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/02/28/7fcaf8cbeed5679fa4272c6fcc5b26f53622da5c_xlarge.jpg)
ロフト23度のアイアン型UTは、マッスルバックのアイアンよりも高い球がやさしく打てる。「スリクソン Z U65」(26度)
シーズン途中でドライバーを「M2」にチェンジ
ドライバーは2代目M2を使用。「最初は、飛距離が出るM1を選んだんですが、M2はM1よりもスピンが多めに入るので、ボールをコントロールしやすいのが気に入り、シーズン途中で替えました」。
![画像: M2はM1よりもバックスピン量が多めで弾道をコントロールしやすい点が気に入っている。ドライバー「テーラーメイド M2」(9.5度)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/02/28/6267ace3d4ba7fd8431395b44da6548480ea13db_xlarge.jpg)
M2はM1よりもバックスピン量が多めで弾道をコントロールしやすい点が気に入っている。ドライバー「テーラーメイド M2」(9.5度)
![画像: アイアンはマッスルバック。5番アイアンで200ヤードが飛距離の基準。5I~9I「スリクソン Z925」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/02/28/b64813895812288b62a6a2fc9af179f909d826b0_xlarge.jpg)
アイアンはマッスルバック。5番アイアンで200ヤードが飛距離の基準。5I~9I「スリクソン Z925」
![画像: アイアンよりもラフからスピンがかけられるのが強み。PW「ボーケイ SM6」(48度)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/02/28/7f9e35a3ae80aca5f20fd1467474c97bdd5b2264_xlarge.jpg)
アイアンよりもラフからスピンがかけられるのが強み。PW「ボーケイ SM6」(48度)
![画像: ソール部分を埋めてさらに低重心にして使用。パター「オデッセイ オー・ワークス 2ボール」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/02/28/54bce662536b71330f2453af69c82b1178861e7e_xlarge.jpg)
ソール部分を埋めてさらに低重心にして使用。パター「オデッセイ オー・ワークス 2ボール」
多少の飛距離よりもコントロール性を重視する判断は、ショットメーカーらしく面白い。
詳しいクラブデータは、週刊ゴルフダイジェスト3/13号「pro's spec」をチェック!
写真/姉崎正