1980年生まれ、韓国出身のキム・ヒョンソン。韓国ツアーで3勝を挙げ、2009年から日本ツアーに参戦し、2013年には日本プロを制して賞金ランキング2位に。ツアー通算4勝のショットメーカーでもある彼が選ぶ、14本のクラブとは?

顔はタイプじゃない。でも当たりは最高だから手放せない

2009年から日本ツアーで活躍し、ツアー4勝を挙げているキム・ヒョンソン。高いパーオン率を誇るショットメーカーだが、そのクラブセッティングで目立つのは、ウッド型2本とアイアン型1本、計3本のユーティリティだ。

「ウッド型の2U、3Uは、実は顔があまり好きではないんです。でも打感や弾道のイメージが抜群によくて、プレーオフのようなプレッシャーのかかる場面でも、持ち味のフェードがしっかり打てる。5年も前のクラブですが、いつの間にか手放せないクラブになっていました」。

画像: 2本のウッド型UTは、「顔は好きではない」と言うが、性能には絶対の信頼をおいている。「ロイヤルコレクション BBD506V」(21・23度)

2本のウッド型UTは、「顔は好きではない」と言うが、性能には絶対の信頼をおいている。「ロイヤルコレクション BBD506V」(21・23度)

いっぽうアイアン型の「スリクソン Z U65」は、アイアンと同じイメージで構えられる。シャフトもアイアンと同じものを差しているが、「アイアンよりも高い球が打てて、グリーンに球を止められる」と言い、高いパーオン率を支える武器となっている。

画像: ロフト23度のアイアン型UTは、マッスルバックのアイアンよりも高い球がやさしく打てる。「スリクソン Z U65」(26度)

ロフト23度のアイアン型UTは、マッスルバックのアイアンよりも高い球がやさしく打てる。「スリクソン Z U65」(26度)

シーズン途中でドライバーを「M2」にチェンジ

ドライバーは2代目M2を使用。「最初は、飛距離が出るM1を選んだんですが、M2はM1よりもスピンが多めに入るので、ボールをコントロールしやすいのが気に入り、シーズン途中で替えました」。

画像: M2はM1よりもバックスピン量が多めで弾道をコントロールしやすい点が気に入っている。ドライバー「テーラーメイド M2」(9.5度)

M2はM1よりもバックスピン量が多めで弾道をコントロールしやすい点が気に入っている。ドライバー「テーラーメイド M2」(9.5度)

画像: アイアンはマッスルバック。5番アイアンで200ヤードが飛距離の基準。5I~9I「スリクソン Z925」

アイアンはマッスルバック。5番アイアンで200ヤードが飛距離の基準。5I~9I「スリクソン Z925」

画像: アイアンよりもラフからスピンがかけられるのが強み。PW「ボーケイ SM6」(48度)

アイアンよりもラフからスピンがかけられるのが強み。PW「ボーケイ SM6」(48度)

画像: ソール部分を埋めてさらに低重心にして使用。パター「オデッセイ オー・ワークス 2ボール」

ソール部分を埋めてさらに低重心にして使用。パター「オデッセイ オー・ワークス 2ボール」

多少の飛距離よりもコントロール性を重視する判断は、ショットメーカーらしく面白い。

詳しいクラブデータは、週刊ゴルフダイジェスト3/13号「pro's spec」をチェック!

写真/姉崎正

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