1992年生まれ、韓国出身のイ・ミニョン。女子ツアー開幕戦で見事な勝利を挙げた彼女だが、2015年に腎臓がんを患い、翌年ツアー復帰を果たした苦労人でもある。現在、賞金女王候補の1人でもある彼女が選ぶ14本のクラブとは?
構えた時のスクェア感が大事。ドライバーはあまり替えない
沖縄で行われた国内女子ツアーの開幕戦を制したイ・ミニョン。ツアー初参戦となった昨年は、いきなり2勝を挙げるなどの活躍で、賞金女王争いを演じた。そんな実力者ミニョンの最大の武器はパワーフェード。飛距離が出せて、かつコントロールもできるのは女子プロでは珍しい。
「アドレスで構えたときのスクェア感を大切にしています。パッと構えたときに違和感があるとどうしてもスウィングにいい影響が出ないような気がしてしまいます。感覚が変わりすぎることを避けたいので、ドライバーはあまり替えませんね」
UTは200ヤード先を狙い打ちできる“手放せない”1本
また、昨年2017年の中盤から投入したアイアン型のユーティリティはかなり重宝しているという。
「私はフェードが持ち球なので、つかまりすぎるクラブだと左へ打ち出しにくくなるんです。このクラブは左が怖くないので、“ラインが出せる”という意味ですごく力強いです」。
アイアンに関しても小ぶりで男子プロが多く使用しているモデルを愛用。「打感がよくて、縦の距離を合わせやすいです」。
2018シーズンの賞金女王候補の最有力と言われる彼女のプレーから、目が離せなくなりそうだ。
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写真/大澤進二