1988年韓国生まれのシン・ジエ。2009年には米ツアー賞金女王に輝き、正確なショットを武器に世界ランキング1位になったこともある実力の持ち主だ。今シーズンは賞金女王を目標に掲げ、日本ツアーで戦う彼女を支える14本のクラブとは?

勝った試合も予選と決勝でエースとサブを使い分け

サロンパスカップで劇的な優勝を飾ったシン・ジエ。いいものはすぐ使い、クラブを換えることに抵抗はないと言うが、それは試合中でも同じ。サロンパスカップでも予選と決勝でパターを換えた。

「予選ラウンドで使用していたのはブレードタイプでした。自分の感性をフルに生かせるのが好きで長年使用しているのですが、サロンパスカップではなかなか入らなかったんです。“その週は自分の感性が間違っている”と判断して、決勝ラウンドではオートマチックに動かしやすい2ボールを使いました。感性を殺し、できるだけなにも考えずに打てるパターを使うようにしたのです。結果的にそれがはまりました」

画像: タイプの違うふたつのパターを使い分ける。基本に自分の感覚や感性を重視。調子を崩した時にマレットを投入している。写真のパターは「オデッセイホワイトホット #4」(左)と「オデッセイヴァーサ2ボール」(右)

タイプの違うふたつのパターを使い分ける。基本に自分の感覚や感性を重視。調子を崩した時にマレットを投入している。写真のパターは「オデッセイホワイトホット #4」(左)と「オデッセイヴァーサ2ボール」(右)

さらに彼女はこう続ける。

「もちろん、1本のパターを使い続けることも大事です。しかし、それではどうにもならなくなってしまったときに対応できません。だから私は違うタイプのパターをサブで持っているのです。これがあることで、すぐに切り替えることができるのもいいですよ」

試合会場に持っていくパターはこの2本だけではない。多くのパターの中から、その日のグリーンや自分の感覚、調子を見極めながらパターを選び、試合に挑む。この対応力こそ、彼女の強さだ。

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撮影/岡沢裕之

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