1992年生まれ埼玉県出身の今平周吾(いまひら・しゅうご)。2009年から2年間、米国のIMGアカデミーに留学後、19歳でプロ転向。2017年には関西オープンでツアー初優勝を飾った。そんな期待の若手のひとりで、ツアー屈指のショットメーカーでもある今平周吾を支える14本のクラブとは?

構えたときにフェースのラインが真っすぐに見えないクラブは不合格!

2017年に初優勝を挙げ、今年も好調をキープしている今平。彼がクラブに求めているのは、ドライバーもアイアンも“スクェア感”だという。

「ドライバーもアイアンも、構えたときにフェースのラインが真っすぐに見えないクラブは、まず使いません。思い切り振っていくことをスウィングで大事にしているので、フェースが左を向いていると、振り切ることができなくなるからです。その点、今使っているドライバーとアイアンは、真っすぐに見えるので、とても安心感があります。とくにアイアンは、トップブレードがやや厚めなので、よりスクェア感が出るし、形状的にもシャープに見える。力を入れずに振っていけるヘッドだと思います」。

画像: トップブレードが厚めで安心感がある。力を入れずに振りにいける感覚が出せる。アイアン「ヤマハ RMX 018」(4I~PW)

トップブレードが厚めで安心感がある。力を入れずに振りにいける感覚が出せる。アイアン「ヤマハ RMX 018」(4I~PW)

使用するのはドライバー、アイアンともにヤマハのRMX018だ。ドライバーは、以前のモデルよりも慣性モーメントが大きくなったことで直進安定性が高く、思い切り叩いていけるという。

ほしいのは、“強く弾く打感”よりも“インパクトの柔らかさ”

もうひとつ、クラブで大事にしているのが打感だ。

「強く弾くような打感は、振りにいったときにコントロールが効かなくなる感じがするので、あまり好きではありません。その点、このアイアンは軟鉄でインパクトの柔らかさがあり、イメージ通りの球が打てるんです」

ヤマハのRMX018はマッスルバックならではの手応えが魅力のモデル。その性能が、パーオン率11位タイのショットを支えている。

面白いのは、フェアウェイウッドとユーティリティは、ピンのG400、キャロウェイのエピックスター、タイトリストの910Hといったいわゆる“外ブラ”がずらりと並んでいる点。“和洋折衷”の14本には、今平のこだわりが詰まっている。

ショットメーカーとして才能をいかんなく発揮している今平。そこには技術だけでなく、クラブへの安心感も大いに影響しているに違いない。

詳しいクラブスペックは、週刊ゴルフダイジェスト6/12号「pro's spec」をチェック!

撮影/西本正明

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