1993年生まれ三重県出身の川村昌弘(かわむら・まさひろ)。2013年パナソニックオープンで日本人歴代3位の年少記録で初優勝。世界30か国以上でラウンド経験を持つ“旅人ゴルファー”でもある。そんな彼を支える14本のクラブとは?
アイアンはマッスルバックからキャビティにチェンジ
7月19日開幕の全英オープン出場を決めている川村昌弘が、戦いの舞台となるイギリス・カーヌスティゴルフリンクスに持ち込むのが、このセッティングだ。
アイアンの「タイトリスト718 AP2」は川村自身も初めて使うセミキャビティ型のアイアンだ。「ずっとマッスルバックが好きで使っていたのですが、今季から初めてセミキャビティを使ってみました。最初は見た目も違和感がありましたね。でも、使って行くと、スピン量が適度に抑えられ、安定した弾道が出ますし、操作性もいいので、継続して使っています」。
ショートゲームを多彩にする“4本ウェッジ”
さらに、本番でスコアメークの武器になりそうなのが、4本のウェッジだ。
「昨年から、230ヤード近辺のクラブを厚くするよりも、ショートゲームに対応できるクラブを厚くしたほうがいいのかなと考えるようになったんです。それに、新しいアイアンはロフトが立っている分、PWとAWの間の飛距離が開いてしまったので、その差を埋めるために、ウェッジを4本にしました。グリーンまわりはウェッジ3本、どれでも使えるので、ショートゲームのバリエーションが増えました」
24歳ながら豊富な国際経験を持つ旅人ゴルファーは、全英で旋風を巻き起こす準備を着々と備えているようだ。
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撮影/姉崎正