1996年生まれ茨城県出身の星野陸也(ほしの・りくや)。2016年にプロ転向し、プロ2年目の今季は補欠からの繰り上げ選出で全米オープンに初出場した。残念ながら通算18オーバーで予選落ちとなったが、これをきっかけにさらに飛躍を見せてくれるはず。平均飛距離295ヤードを誇る日本男子プロの若手有望株・星野を支える14本のクラブとは?
“苦手”なやや大きめヘッドに挑戦中
プロ2年目の今年、星野はこれまで苦手だったタイプのドライバーに挑戦中だ。
「ドライバーは昨年までのスリクソン『Z725』から『Z745』に換えました。もともとは、ストレートフェースで、振っても左に行かない小ぶりなタイプのヘッドが好みでした。その点では『Z745』はやや大き目のヘッド。換えた狙いは、曲がりにくい点です。ドライバーのヘッドを徐々に大きくしていこうと思い、今シーズンから使っています。使ってみると操作性がよく、ヘッドの大きさは気にならなくなりました。見た目もストレートで気に入っていますね」。
換えられないクラブは「5W」と「パター」
一方で、変わらない武器もある。それが5番ウッドだ。
「5WはずっとZ-TXを使っています。僕はFWでも少し上から打ち込みたいタイプなのですが、上から打っても吹き上がらずに、適度なスピンで飛んでくれます。グリーンを狙うクラブとして、換えられないですね」。
「パター(オデッセイ ホワイトライズix 3SH)も高校3年時から使っています。買った週に初めてプロの試合で、めちゃくちゃ入ってくれて、それ以来手放せない一本となっています」。
『挑戦』と『こだわり』のセッティングで、全米初出場を叶えた次なる目標は、念願のツアー初優勝だ。
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撮影/姉崎正