1978年福岡県出身の小田孔明(おだ・こうめい)。ツアー通算8勝を挙げ、国内賞金ランキングは32位(7月30日現在)。40歳を迎えた2018年は、4年ぶりのツアー優勝を目指す。そんな彼を支える14本のクラブとは?
飛距離が落ちた理由は『打点』。ズレを修正して飛距離が戻った
2カ月前に契約するホンマの工場を訪れ、クラブフィッティングを行った小田孔明。これが契機となり、年齢とともに落ちていた飛距離が戻ったという。ドライバーはこれまでと同じ「ツアーワールド737」ながら、そこで思わぬ発見があった。
「これまでシャフトはヴィザードEX‐65の「X」だったのですが、「X」と「XX」の中間の硬さ(表記はX)に変えて、今までもよりも振っていけるようになりました。さらに、飛距離が落ちていた要因が『打点』だったこともわかりました。測定で、インパクトがトウ側に大幅にズレていて、2年も気づかなかったのは恥ずかしいのですが、修正したら飛距離が30ヤードも戻りました」(小田)
フェアウェイウッド、ユーティリティもモデルを一新
さらに、FWやUTも新しいものを取り入れた。
「3W、5Wは『ツアーワールド717』から『737』に変えました。ヘッドが以前の洋ナシ型から丸型になり、重心位置がやや前寄りになっています。そのおかげで、強い球が出るようになり、飛距離も伸びました。UTも、新モデルの『737』にしました。もともとは、上から打ち込めるアイアン型が好きだったのですが、ウッド型にしても上から打ち込めるため違和感なく変えることができました」(同)
再びつかんだウッドへの手ごたえを武器に、ツアー後半戦に挑む。
撮影/姉崎正
さらに詳しいクラブスペックは、週刊ゴルフダイジェスト8/14号「pro's spec」をチェック!