1998年生まれ、北海道出身の小祝さくら(こいわい・さくら)。ルーキーながら、今季はここまで2位タイが2回と大健闘。残りシーズンで念願の初優勝を目指す。そんな彼女が選んだ14本のクラブとは?
残り100ヤードで勝負するための切り札を投入!
ルーキーながら好調なプレーを続けている小祝さくら。彼女の強みは、勝つために自分に何が必要なのかをしっかりと分析できていることだ。それはクラブに関しても同じ。象徴しているのが今年から投入した47度のウェッジ「クリーブランド RTX-3」だ。
「47度は今まで入れていなかったのですが、昨シーズンまでの反省として、残り100ヤードくらいの距離から寄せきれないことが多く、それを解消するために入れました。プレッシャーがかかる大事な場面で、その距離を寄せられなかったら勝負になりません。実際、100ヤードに不安がなくなり、精度は上がったと思います」
小祝はできるだけ、“やさしく”ゴルフがしたいと日ごろから話している。クラブに関してもカーボンシャフトを入れるなど、昔からクラブでプレッシャーを感じないようにしているようだ。
47度のウェッジを入れたのも同じ理由だ。微妙な距離をその時々の振り幅などで調整するのではなく、クラブのロフトに頼るのが小祝の選択。もちろんコースによっては入れないときもあるが、飛躍を支える大きな武器になっていることは間違いない。いずれ来る悲願の初優勝の後押しとなってくれる1本になるに違いない。
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撮影/大澤進二
※ 2018年8月28日14時18分 文章を一部修正致しました