1998年生まれ鹿児島県出身の勝みなみ(かつ・みなみ)。プロ2年目となる今季はリゾートトラストレディス、ヨネックスレディスと2週連続2位など、プロ初優勝への期待が高まる。そんな彼女を支える14本のクラブとは?
技術をカバーし、安定感もアップ。信頼を寄せるドライバー
黄金世代の活躍が目立つ今シーズンだが、その中心ともいえるのが勝みなみだ。15歳のときにアマチュアとしてツアー優勝を果たし、プロとしての初優勝が待ち望まれているが、今シーズンは2度の2位を経験するなど、あと一歩のところまで迫っている。そんな勝が後半戦に向けて信頼を寄せているのがドライバーだ。
「シーズン開幕時からクラブを変えたのは、ドライバーとアイアンと3番ウッドです。とくにドライバーには自信を持っています。調子が悪くなるとドライバーの曲がり幅が大きくなってしまうのですが、新しいドライバーは技術をカバーしてくれる。とても直進性が高く、曲がり幅が小さくなっている気がします。飛距離も伸びて安定感も増しているので、自信が持てています」。
3番ウッドも「やっとしっくりきた」新モデルへ切り替え
勝へのドライバーの信頼感は3番ウッドにもあらわれている。ドライバー、アイアンと新しいモデルへチェンジしたが、3番ウッドだけは以前使っていたものを使用し続けていた。それが8月下旬のニトリレディスから「やっとしっくりきた」と新モデルへ切り替えた。優勝はそんなに簡単なことではないが、ルーキーイヤーとなる今シーズンは様々な経験を積み、自分に足りないものをしっかりと分析できている。
勝つために何が必要か。その答えが見え始めた今こそ、プロ初優勝を手にするときだ。
撮影/大澤進二
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