編集部:ツアーの他の選手たちは「ベストスウィンガー」にあなたの名前を挙げる人も多いが、あなたは誰だと思う?
アダム:う〜ん、難しい質問だねぇ。ダスティン・ジョンソンかな?
編集部:それはなぜ?
アダム:自由にスウィングしている感じがいいよね。今、彼はツアーでもっともいいリズムでスウィングしている選手だと思う。リズムもいいし、なによりも形にとらわれないで、自分の振りやすいようにスウィングしている感じがいい。
最近はトラックマンで数値を計測しながら、その数値を改善できるようにスウィングを作り上げる選手もいるけど、やりすぎると不自然なスウィングになってしまうこともあるからね。
編集部:なるほど。あなた自身よくトラックマンを使って練習していますが……。
アダム:うん。数値はもちろん大事だけど、あまりそれにとらわれすぎずにスウィングしたいと思ってるよ。何かを一生懸命考えてやると、何かがおかしくなってしまうことってあるでしょ? ダスティンはそういう意味で、スウィング中はとくに何も難しいことを考えずにリズムよく振り切ってると思う。
スウィングにおいても「Freedom」は大事なんだ。ロリー(・マキロイ)もいいスウィングをしているね。美しいし、自由に振っている。
編集部:あなたのスウィングも美しい。
アダム:そうだね。あまりスウィングのことは考えすぎず、美しいスウィングになるようにトライしている。練習中はあれこれいろいろと考えながらやるけど、筋肉にその動きを覚えこませて、試合中は何も考えなくても自然と動けるようにプレーしているよ。試合中にスウィングのことをいろいろ考え始めたら、試合に集中できないし、いいリズムで振れないからね。最近、あまり調子が良くなかったんだけど、約18カ月ぶりに実はスウィングがよくなってきたんだ!
編集部:それは朗報!
アダム:昨日、今日と練習していて、ここ最近ではもっとも調子がいい。いい感触だよ。ドライバーは今ひとつだけど、確実に前よりも良くなっている。
編集部:日本オープンで優勝争いが見られることを期待しています。
アダム:ありがとう。日本オープンチャンピオンになれるよう、頑張るよ!