男子が残り7試合、女子が残り6試合と、国内ツアーの2018年シーズンもいよいよ終盤戦に突入。はたして賞金王・賞金女王の座につくのは一体誰なのか。データ分析の専門家ゴウ・タナカが、現時点でのスタッツから予想した!

現時点では今平が1位だが果たして……? 混戦模様の男子ツアー

2018年も終盤戦に入り賞金王、賞金女王の行く末が気になるところだが、データ分析より今年の勝者を占ってみることにする。

2017年の日本ツアーにおける部門別スタッツと賞金ランキングの相関を分析した際にわかったのは、男子ツアーも女子ツアーも差はあるが、基本的に賞金に影響するスタッツごとの優先順位は同じだということ。バーディ率>パーオン率>平均パット数>リカバリー率の順である。これらを参考に2018年の賞金王、賞金女王がどうなるかについて紐解いてみる。

男子ツアーは現時点で今平周吾選手が2位の稲森佑貴選手に約500万の差をつけてトップに立っているがトップの今平選手もこの時期で賞金が7973万と多くはなく、混戦と言えるだろう。バーディ率、パーオン率、平均パッティングの観点から私が注目しているのは2選手だ。今平選手と池田選手である。

画像: 優勝こそないものの、安定して好成績を残している今平周吾(写真は2018年のKBCオーガスタ 撮影/姉崎正)

優勝こそないものの、安定して好成績を残している今平周吾(写真は2018年のKBCオーガスタ 撮影/姉崎正)

今平選手はバーディ率が3.98で3位、池田選手は4.12で1位だ。そして他の大事な数値も高い水準だ。パーオン率は池田が3位、今平が4位だ。平均パットは5位と12位で僅差ながら今平がリードしている。

画像: パーディー率、パーオン率の高さから、池田が今年の賞金王になるのではないかとゴウ・タナカは予想(写真は2018年のダイヤモンドカップ 撮影/姉崎正)

パーディー率、パーオン率の高さから、池田が今年の賞金王になるのではないかとゴウ・タナカは予想(写真は2018年のダイヤモンドカップ 撮影/姉崎正)

2人の獲得賞金差は現時点で1500万ほどだが、出場試合数が今平の方が4試合多いこと、そしてバーディ率で池田が0.14も上回っていることを考えると、この賞金差は今平が逃げ切るには少ないと言えるだろう。勝負強さ、経験値、バーディ率などを加味すると私の2018年の賞金王予想は◎池田、○今平だ。

怪我から復帰した鈴木はアン・ソンジュ、シン・ジエに追いつけるか

では、女子ツアーはどうだろうか。女子ツアーは男子ツアーよりもパーオン率が影響する割合が高く、パー5でのバーディ率が男子より少ないのが特徴だ。現在の賞金ランキング1位はアン・ソンジュで、650万ほどの差でシン・ジエ、1600万差で鈴木愛が追う展開だ。

バーディ率では鈴木が4.04と大きくリードしており、平均パット数でも鈴木が1位だ。試合数も上記2人の選手よりも5試合も少ないことを考えると、データ上は鈴木選手に大きなチャンスを感じる。

画像: 6月時点で優勝が4回、トップ3が6回と絶好調だった鈴木愛。右手首の怪我で一時期欠場が続いたものの、これからの試合結果次第で賞金女王となる可能性は十分にある(写真は2018年のマンシングウェアレディース 撮影/大澤進二)

6月時点で優勝が4回、トップ3が6回と絶好調だった鈴木愛。右手首の怪我で一時期欠場が続いたものの、これからの試合結果次第で賞金女王となる可能性は十分にある(写真は2018年のマンシングウェアレディース 撮影/大澤進二)

ただ、1人怖い存在がシン・ジエである。バーディ率は鈴木に劣っているとはいえ、2位につけておりパーオン率で1位につけており、同ランキング24位の鈴木選手を大きく突き放している。

画像: 現在賞金ランク2位のシン・ジエ。バーディ率2位、パーオン率1位と高水準なパフォーマンスを見せる(写真は2018年の日本女子プロ 撮影/姉崎正)

現在賞金ランク2位のシン・ジエ。バーディ率2位、パーオン率1位と高水準なパフォーマンスを見せる(写真は2018年の日本女子プロ 撮影/姉崎正)

パーオン率の相関性が大きく左右する女子ツアーでのこの差は気になる。鈴木選手の怪我から復帰してからのパフォーマンスが前半戦ほどではないこと、そしてパーオン率が落ちてきていることを考えると、データ数値上は優位に見えるが、ここからの逆転は容易ではないと私は予想する。

ここ最近の流れ、データを総合的に加味すると、2018年の賞金女王予想は◎シン・ジエ、○鈴木愛としておく。鈴木愛選手のショット力が上向けば勝機は大いにあるだろう。 

画像: 圧倒的な強さを見せる「鈴木愛」のスウィング分析【スウィング大辞典】 youtu.be

圧倒的な強さを見せる「鈴木愛」のスウィング分析【スウィング大辞典】

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