1996年生まれ宮崎県出身の柏原明日架(かしわばら・あすか)。昨年2017年は賞金ランキング17位も、今季は43位(11/11現在)と、本来の力を出し切れずにいる。そんな彼女の選ぶ14本のクラブとは?
UTよりもFWのほうが、ミスが少なくグリーン上で止まってくれる
柏原明日架は、クラブ選びにおいて「“やさしさ”を第一に考えています」と話す。
「できるだけ体に負担がかからないように、やさしいものを選ぶようにしています。本当は、アイアンは薄いブレードタイプが好きですが、いま使っているモデルと比べるとブレードタイプはとてもミスにシビア。そのため、キャビティタイプのやさしいほうを使っています」。
目を引くのがフェアウェイウッドで、11番ウッドまで入れているのは、女子でもそんなに多くはない。
「本当はアイアン型のユーティリティのほうがカッコイイと思いますけど、『ミスが少なく、グリーン上で止まる』ことを考えたら、私にはフェアウェイウッドが合っている。この11番ウッドは、女子プロ選手権から使っています。ラフが深いときでも、それまで入れていた5番アイアンよりもヘッドの抜けがよく、飛距離が落ちないので11番ウッドにしました。それ以来、いちばん頼れるクラブになりました。5番アイアンだと打ち込んでいかないといけない場面でも、11番ウッドなら力みのない自然な振り抜きで、キャリーで攻めていけるので、ピンが狙いやすい。見た目よりも中身重視です(笑)」。
シーズン途中に投入した11番ウッドの存在が、今季はやや低迷気味の柏原の現状打破のカギを握りそうだ。
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撮影/大澤進二