救済を受けてドロップをするとき、「ひざの高さから」という新ルールをうっかり忘れ、今までどおり「肩の高さ」からドロップしてしまった場合、どのように処置すればいいの?
セカンド地点に向かうと、ボールはカート道の上で見つかった。「う~ん、このままじゃ打てないわよね」。
「それじゃ、救済するわね~。だいたいこの辺りからドロップすればいいかな?」「ちょっと、待って!!」
「ドロップは『ひざの高さから』って新ルールに変わったのよ。気をつけなくちゃ!」「いけない! すっかり忘れて『肩の高さから』しようとしていたわ」
ひざより高い位置からドロップしたらどうなる?
「ひざの高さからドロップ」という新しいルールを忘れ、つい今までどおり肩の高さからドロップしてしまう……。よくありそうなこのケースだが、実際に肩の高さからドロップした場合、どのように処置すればいいのだろうか?
正解は「無罰で再ドロップ」。ドロップは、①プレーヤー自身が②救済エリアに③まっすぐ立った時のひざの高さから真下に落とす。これ以外の方法でドロップした場合、正しい方法で再ドロップしなければならない。再ドロップせずそのまま打つと、救済エリア内の球であれば1打罰、救済エリア外の球の場合は2打罰となる(規則14・3b)。
週刊ゴルフダイジェスト2019/1/22号「こんなときどうなる?ゴルルと新ルール」より(監修・小山混、撮影・姉崎正)