米サイト「スポーツライン」が発表しているのは、独自に保有するマシンが1万回シミレーションしたというPGAツアーの試合結果予測。
なんでも、直近のメジャー8戦のうち4戦の勝者を当て、昨シーズンはタイガー・ウッズの最終戦での優勝を(25倍というオッズにも関わらず)的中、今シーズンに入ってもCJカップでのブルックス・ケプカの優勝、さらには直近の欧州ツアー、オメガドバイデザートクラシックでのブライソン・デシャンボーの勝利も的中させたという。要するに非常に良く当たる予測だということのようだ。
フェニックスオープンといえば、2016年、2017年に松山英樹が連覇を果たした相性のいい試合。昨年は怪我のため途中棄権となったが、直近のファーマーズインシュランスオープンを3位タイで終え、波に乗った状態で相性のいいコース、TPCスコッツデールに乗り込めるのは好条件だ。
実際、PGAツアーの公式優勝予想「パワーランキング」では堂々の1位。ブックメーカーの予想も、ジョン・ラーム、ジャスティン・トーマスに次ぎ、ザンダー・シャウフェレとともに3位タイにランクされている。バリバリの優勝候補だ。
しかし、前述のスポーツラインは松山は優勝にあと一歩及ばないと予想。そして、勝利をつかむ有力候補として、松山よりもオッズの倍率の高い(評価の低い)リッキー・ファウラーを挙げている。
松山英樹とリッキー・ファウラーといえば、2016年のフェニックスオープンでの4ホールにわたるプレーオフまでもつれた激闘が思い出される。コンピューターは、それから3年後の2019年、あの名勝負が再び繰り広げられると予想したとも言える。
もしそうなれば熱い展開なのは間違いがない。そして最後は2016年同様に、松山が機械の予想を覆し、強敵・ファウラーを退けて見事勝利をつかむ……そんな展開を期待したくなるが、果たしてどうか。松山、そしてファウラーの好プレーに期待だ。