「ヘタに球を打つよりよっぽどいい」by藤田寛之
藤田寛之にレッスンの取材をしているときに、「いまヨガにハマってるです」という話を聞いたのは昨年の夏ごろ。しかも「YouTube」でマリコ先生に習っていると衝撃の告白。マリコ先生? いったい何の先生!? ピアノの先生ですか?と当初はハテナマークしか頭に浮かびませんでした。
早速、「ヨガ マリコ先生」とグーグルで検索すると、出るわ出るわ、ヨガの動画がズラーリ。
「わかりやすくて、教え方もすごくやさしいんですよ。いろんなジャンルがあって、いつも寝る前などにやっています。声がやさしいから、そのまま寝落ちしちゃうときもあります」と半ばマリコ先生にメロメロ状態の藤田プロ。
確かにその動画を見てみると、教え方も丁寧で、キツイ態勢のときは、無理に伸ばさせたりしないので、ヨガの初心者でも簡単に始められそうな内容。でもいったい藤田プロはなぜヨガを始めたんですかね?
「やっぱりケガの予防ですよね。40歳を超えてから僕も疲労骨折したり、左肩が痛くてしびれてクラブが握れなかったりと、痛みを抱えながら戦ってきました。少しでもケガの予防になればと思って始めました」(藤田)
いざ本物のマリコ先生に会ってみると、「うわー本物だー!」と子供のように照れた表情を見せる藤田プロ。普段はゴルフでアマチュア相手に上手にレッスンする藤田も、今回は生徒役。緊張しながら、“生マリコ先生”の指導を受けていました。
そのマリコ先生が言うには、「ヨガはゴルファーにとって、メリットが大きいと思います。藤田プロの言うようにケガの防止にもなるし、全身に酸素がいきわたるので、体の動きも違ってくると思います。呼吸が深くなって、集中力も出ますから、まったくパフォーマンスが違うと思いますよ」とヨガ×ゴルフの親和性をあと押し。
実際に藤田プロも、「呼吸を意識しながらやると、限界のところからさらにグーッともうひと伸びがあるから、自分でも『こんなに伸びるの!』ってびっくりしますよね。これを続けていれば、ケガの防止だけでなく、パフォーマンスの向上にもなる。アマチュアの皆さんもスタート前に10分間やるだけでも違うと思いますよ。ジワーッと汗をかきますから、ヘタに球を打つよりよっぽどいい。最近は朝のスタート前にゴルフ場の浴場でヨガをやっているお客さんも見かけたりします。ちょっと早めに行って、朝ヨガをするのもいいかもしれないですね」とコメント。
では、二人はどんなセッションをしたのか?具体的なヨガのレッスンは、月刊ゴルフダイジェスト4月号&こちらの動画をご覧ください。