排水溝のふたに止まっていたボールを救済のために拾い上げると、少しだけ擦り傷がついていた! 気になるので、ボールを交換しようとしたところ、同伴者から「ちょっと待って!」のひと声が。ホールの途中でボールを替えてもいい? それともダメ?

バシューンッ! 「ナイスショット!」
ティショットは今日イチの手ごたえ。「これはいいんじゃない? 行け―!!」「さっすがー! ナイショッ~!!」

「あ、これね!」「すご~い、飛んでるじゃない」
2人がセカンド地点に向かうと、ボールは排水溝のふたの上で止まっていた。「あった、あった!」「これはかなり飛んでるわね」

「救済しま~す!」
救済のためにボールを拾い上げたところ、「あら? ボールにちょっと傷がついているわね。このままでも問題はないけれど、なんだか気になるし……」

「そうだ、ボールを替えようっと」「え? ダメでしょ」
救済で拾い上げた球は別のボールに取り替えてもいい?
救済のためにボールを拾い上げると、少しだけ擦り傷がついていた。「これぐらいなら問題ないけど、気になるから……」と、ボールを変更しようとしたところ、同伴者から「待った!」の物言いが。さて、ホールの途中でボールを替えるのって、あり? なし?
正解は、救済の場合は取り替えられる。旧ルールでは、球の取り替えが認められるのは、池やOBなど、罰ありの救済ときのみで、罰なしの救済のときには、その球がプレーに適さない状態である場合以外には取り替えることができなかった。しかし新ルールでは、規則に基づいて救済を受ける場合、プレーヤーは元の球か別の球のいずれかを使用できるようになった(規則6-3a)
週刊ゴルフダイジェスト2/19号「こんなときどうなる? ゴルルと新ルール」より(監修・小山混、撮影・岡沢裕行)
※一部訂正致しました(2019.02.07 12:43)