グリーンでラインを読み終わり、立ち上がろうとした瞬間、うっかり手からパターが滑り落ち、ボールに当たって動かしてしまった! こんなとき、どう処置すればいい?
グリーンに乗せておきたい3打目のショット。「今日はアプローチの調子がいいのよね。狙いをつけて……」バシュンッ! 「ナイスアプローチ! いいところに乗ったんじゃない?」
「ここはなんとか入れたいから、慎重にラインを読んで……。う~ん、ややスライスな気がするかな。よし、決めた!」
立ち上がろうとした瞬間、手からパターが離れて、ボールに当たってしまった! 「どうしよう、わざとではないんだけど、パターが当たってボールが動いちゃった!」
グリーン上で偶然球を動かしてしまった! どうすればいい?
ラインを読み終わって立ち上がろうしたら、うっかりパターが手から滑り落ち、ボールに当たって動いてしまった。故意に動かしたわけではないが、自分自身がボールを動かす原因になったことは確か。この場合、どのように処置すればいい?
正解は、無罰でリプレース。旧ルールでは、コース上のどこであっても、プレーヤーが球の動く原因となった場合、1打の罰が科せられた。新ルールでは、グリーン上に限り、プレーヤーが偶然に球やボールマーカーを動かしても罰はない。動いた球やボールマーカーは元の箇所にリプレースする(規則13-1d)。※同規則は2017年からローカルルールとして存在していた。
週刊ゴルフダイジェスト「ゴルルと新ルール」より(監修・小山混、撮影・岡沢裕行)