今週開幕される「ジェネシス・オープン」。世界ランク上位の選手がエントリーする今大会を制するのはどの選手か。欧州ツアー「サウジ国際」で失格処分を受けたガルシアは優勝争いに食い込めるか。ツアー通算9勝の佐藤信人が予想。

謝罪のガルシアはPGAツアー「初戦」

1926年にロサンゼルスオープンという大会名で始まり、現在行われている中では7番目に古い大会になります。会場のリビエラ・カントリークラブは選手の間でも大変人気がある戦略性の高いコースで、毎年世界ランキング上位者の参加率が高い試合になっています。今年は世界ランキング上位20名のうち14名がエントリーしています。

今大会だけで3勝しているディフェンディングチャンピオンのババ・ワトソンをはじめ、ここ5年でトップ5を1度しか外していないダスティン・ジョンソン、今大会2勝で先週44勝目を飾ったフィル・
ミケルソンなどこの大会と相性の良いスター選手がずらりと並んでいて優勝候補を挙げればきりがありません。

今回は実はリビエラとの相性が良く、でも最近ケガやトラブルに見舞われてもうひとつ優勝候補には挙がらないが、今週ひょっとしたら優勝争いをするかも、という3選手に注目しています。

2年ぶりにリビエラに戻ってきたセルヒオ・ガルシアは2週間前の新規欧州ツアー大会のサウジ・インターナショナルでうまく行かないフラストレーションから数ホールのグリーンを傷つけるという行為により失格処分を受けました。直接失格になった行為は表には出ませんでしたが、その前のあるホールのバンカーショットで怒って何度も地面を叩きつけるシーンがSNS上で拡散したことを受けて、ガルシアはSNS上で謝罪をしました。

そこまで出場7試合連続トップ10で来ていたので、流れを切ってしまうような痛い行為でしたが、しっかりと世間に謝罪したことで気持ちを切り替えて、ガルシアにとって2018-19シーズン開幕戦となるジェネシスオープンに臨んで欲しいものです。この大会は過去11回出場しトップ20が半分以上の6回と安定した成績を残しています。

画像: 今シーズン多くの試合でトップ10入りを果たしているセルヒオ・ガルシオ。今大会で勝利を手にすることはできるのか(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

今シーズン多くの試合でトップ10入りを果たしているセルヒオ・ガルシオ。今大会で勝利を手にすることはできるのか(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

昨年7年ぶりにツアー優勝を果たしたケビン・ナは新年最初のマウイ島で行われるセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズに出場するはずでした。以前から「1年の目標は毎年同じで、ツアーチャンピオンシップに出ること。マウイ島から新年をスタートさせること」と言っていました。

ツアーチャンピオンシップの方は常連でしたが、マウイ島の方は7年ぶりとあって本当に楽しみにしていたと思います。大会前週に右手の小指を骨折してしまい、現地に入ってからなんとか痛みの少ない握り方はないかと探ったり、痛み止めの注射を打ってもらったり、あらゆる手を尽くしましたが、結局初日プレーすることなく欠場となりました。フェニックスオープンで戦列に復帰し、無事予選を通過しました。1試合消化したことで調子は上がって来てることでしょう。今大会ではここ2年、4位タイ、2位タイと相性の良い大会になっています。

画像: 事故に見舞われたビル・ハース。今大会で優勝争いに食い込めるか(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

事故に見舞われたビル・ハース。今大会で優勝争いに食い込めるか(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

今大会2012年の優勝者ビル・ハースは昨年のこの大会期間中に交通事故に巻き込まれて怪我のた
め試合は欠場しました。

その週ハースはキャディと親交のある家族の家に宿泊をさせてもらっていて、その家の人が運転する車に一緒に乗っている最中に事故が起きました。運転手が死亡し、3台が巻き込まれる大事故で、ハースは骨折などの大怪我ではなく幸運でしたが、その事故のショックからかシーズンを通して調子が上がらず、12年間キープしていたシード権を失ってしまいました。

今週はスポンサー推薦での出場。再起をかけるシーズンですが、ここまでは7戦して予選通過が4回、フェデックス・ランキングは115位。あの事故からちょうど1年。ここで良いフィニッシュをして上昇のきっかけにしたいところです。

HONMA

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