振る前から「これだ!」という感覚があったドライバー
2017年の3位に続き、2018年もドライビングディスタンス部門で2位と“飛ばし屋”としての存在感を見せた穴井詩。だが「自分にとっては、ひとつのチャレンジで転機となった1年でした」という。それはクラブ契約がフリーになり、ウッドを一新して臨んだためだ。
「ドライバーをすんなり決めることができたのが大きかったです。M3は見た目や打感、飛び方などすべてが自分の理想に近かった。私は構えて、クラブを置いたときのフィーリングを重視しますが、振る前から『これだ!』という感覚がこのクラブにはありました」
ドライバーがすんなり決まったことで、「自分のスウィングのペースを崩すことなくできました」とアイアンとの距離を埋める番手もすぐに決まった。UTは4番をM4、5番をローグと変化をつけているが、これには狙いがあるという。
「M4はパチンと弾いて飛距離がほしいときに、ローグはアイアンのように狙っていきたいときに、という意図を持たせました。これまでは距離感だけで選んでいたのですが、『ウッド寄り』と『アイアン寄り』に分けて選びました」
試行錯誤の1年で平均ドライビングディスタンスは、258.05ヤードと2017年の255.16ヤードを上回った。新たな自信を胸に、2019年は2年ぶりの勝利へ本腰を入れる。
【穴井詩の14本】
1W:テーラーメイド M3 460
3W:キャロウェイ ローグ
5W:キャロウェイ ローグ
4UT:テーラーメイド M4レスキュー
5UT:キャロウェイ ローグ
5I〜PW:トライフィット プロ ツアー1
AW:キャロウェイ マックダディ2
SW:グラインドスタジオ プロトタイプ
PUTTER:オデッセイ EXOセブン
BALL:タイトリスト プロV1x
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撮影/西本政明