ラフの中に入ったボールを探していたところ、木の枝の下に隠れていた自分のボールをうっかり蹴ってしまった! この場合、どうやって処置すればいいんだっけ?
セカンドショットをスライスしないようにと左を向いて打ったところ、真っすぐ飛んでしまい、打球は左の林へ。「フォア―ッ!」「木に当たった音がしたけど、跳ね返って遠くに行っていないといいな……」
「たぶん、この辺りにあると思うんだけど……」「無くなるような球ではなかったわよね。どこだろう? ラフが深いから見つけにくいわね」
「なかなか見つからないわね……。ん?」コツン!! 「いっけなーい! 自分のボールを靴で蹴っちゃった! 木の枝に隠れていたから、わからなかったのよね……」
ボールを捜索中に偶然動かしてしまった! どうすればいい?
スライスを恐れて左を向いて打ったセカンドショットは、真っすぐ飛んで左の林へ。木に当たったあたりのラフを探していると、足に硬い感触が……。木の枝の下に隠れていた自分のボールをうっかりと蹴ってしまったのだ。この場合、どのように処置すればいいのだろうか。
正解は、無罰でリプレース。旧ルールでは、スルーザグリーンでプレーヤーが偶然球を動かした場合、1打罰が課せられた。しかし新ルールでは球を見つけようとしている、または確認しようとしているときに、プレーヤーの球を偶然に動かしても、誰にも罰はなく、球はもとの位置にリプレースすればよい(規則7-4)。
週刊ゴルフダイジェスト3/12号「ゴルルと新ルール」より(監修・小山混、撮影・岡沢裕行)