ウッドはピン、アイアンはテーラー、ウェッジは「アクシスゴルフ」
長年契約していたダンロップを離れ、今シーズンからクラブ契約フリーで試合に臨んでいる横峯さくら。国内開幕戦となったダイキンオーキッドでは今回の14本で戦ったが、1カ月後にはすべてのクラブが変わっている可能性もあるという。
「オフからたくさんのクラブを試して、今の自分が求めるもの、マッチするものを探しています。ほぼ決まってきているので、次のセットでおそらく決まるんじゃないかと思います」
プロゴルファーにとってクラブ契約はプレーをサポートする上で大きな存在だが、それを捨ててまでフリーに踏み切った理由は、新しいことに挑戦したかったからにほかならない。とくにこだわったのは、ドライバーだ。
「とにかくフェードが打ちやすいものを探し求めています」
アメリカに行ってからは様々な刺激を受けた。飛距離はそのひとつでもあるが「飛ばすことよりもショット力こそ勝負できると感じた」と、横峯は言う。だからこそ、本来の持ち球であるフェードボールに磨きをかけようとしているわけだ。
また、ウェッジに関しても自身の感覚を重視して選んでいる。アメリカのような距離が長く、タフなコースセッティングでは、“寄せ”が生命線となることが多い。フリー契約という立場の利点を存分に生かし、自分に合ったクラブを改めて見直している横峯。悲願の米ツアー初優勝へ向け、新たな挑戦はまだ始まったばかりだ。
【横峯さくらの14本】
1W:ピン G400 LST(8.5度、TRPXエアー、硬さ:SR)
3W・5W:ピン G400(14.5度、TRPXエアー、硬さ:SR)
4UT:ピン G400 ハイブリッド(22度、TRPXエアー、硬さ:SR)
5I~PW:テーラーメイド M5 アイアン(ダイナミックゴールド、硬さ:S)
AW、SW:アクシスゴルフ Z1 ウェッジ(48度、52度、58度、ダイナミックゴールドツアーイシュー、硬さ:S)
PUTTER:アクシスゴルフ ツアーパター
BALL:タイトリスト プロV1
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撮影/岡沢裕行