セカンドショットは池の手前でギリギリセーフ! ボールは赤杭を結んだ線の内側に止まっていた。1打罰の救済を受け、そのまま打つことを選択したのだが、アドレスでクラブをソールしてしまった! こんなとき、どうすればいいんだっけ?
セカンドショットが右サイドにある池の方向へ。「ヤバッ! あっちは行っちゃダメなのにー!! 戻って、戻って~」
「すご~い、ギリギリですね!」「よかった、なんとか止まってたわ。ふふふ、私の願いが通じたのかしら(笑)」
「赤杭の中だけれど、これなら打てるわ。よーし、しっかりリカバリーするわよ」そうつぶやきながら、慎重にアドレスに入ったところ……。ザッ!! 「あっ!!!!!」
ペナルティーエリア内の地面にクラブで触れた場合、どうなる?
セカンドショットは右サイドの池の方向へ。行ってみると池には入っていなかったものの、ボールは赤杭を結んだ線の内側に止まっていた。1打罰の救済を受けずにそのまま打つことを選択したが、アドレスに入った瞬間、同伴者から、待ったの声がかかった—―。
正解は、「罰なし」。旧ルールでは、球がウォーターハザード内にある場合、ウォーターハザード内の水や地面に手やクラブで触れることは禁止されていた。しかし新ルールでは、ペナルティーエリア(=旧ウォーターハザード)から球をどのようにプレーできるかを制限する特定の規則はなく、今回のようにソールすることも許される(規則17-1b)。
週刊ゴルフダイジェスト4/2号「ゴルルと新ルール」(監修・小山混、撮影・岡沢裕行)