アゴの高いバンカーからのショットに自信が持てなかったので、アンプレヤブルを選択することに。ところがそのドロップ位置に対して同伴者から物言いが! 新ルールでは、どうすればいいんだっけ?
パー3でのティショットがグリーン手前のバンカーへ。「あ~、またバンカーに入っちゃったわ!」「さっきのホールでも、出すまでにたくさん叩いていたもんね……」
「はぁ~、イヤになっちゃうわ。でも、ここからだとアゴも高いし、また叩いちゃいそう……。あ!! そうだ、いいこと思いついちゃった♪」
「さっきのホールみたいに、バンカー脱出で何打も叩くくらいなら、最初からアンプレヤブルを宣言して安全なところから打つほうがいいかも! 何事も堅実に進めることが成功への近道よね」
バンカー内でアンプレヤブルを宣言した場合、正しいのはどれ?
パー3でのティショットがグリーン手前のバンカーへ。前のホールではバンカーから3回も打ってしまってすっかり自信をなくしていたため、アゴが近いこともあり、アンプレヤブルを選択した。ところがそのドロップ位置に対して、同伴者から物言いがついてしまった!
バンカーの外にドロップしてもいい? いいとすれば、それは1打罰? それとも2打罰!?
正解は、「2打罰でバンカーの外から打てる」。旧ルールではバンカー内の球をアンプレヤブルとした場合、前打位置から打ち直す以外には、バンカーの外にドロップすることができなかった。しかし新ルールでは追加の選択肢として、バンカーの外側で、後方線上の救済を受けることができるようになった。通常の救済は1打罰だが、バンカーの外に出す場合は2打罰となる(規則19-3b)。
週刊ゴルフダイジェスト4/23号「ゴルルと新ルール」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)