日を追うごとに調子を上げてきた
火曜日にOUT9ホールをプレーした松山選手。開幕前日の水曜日はINコースを小平智選手とともにプレーしていました。
INのスタートホールは軽く左にドッグレッグしていく打ち下ろしながら距離のあるパー4ですが、松山選手のティショットはほぼ真っすぐの弾道で、フェアウェイのセンターをとらえていました。
昨日までは、いつもの松山選手のほぼ真っすぐに飛んでいき、落ち側にわずかに右に切れる弾道と比べるとやや勢いがなく、ボールがつかまっていないのかなという印象を受けましたが、今日はボールもしっかりつかまっていました。
もちろん、練習場でのショット練習の様子を見ても、本人的には納得していない部分もあるのかもしれませんが、今日は前日まで見られた咳き込むような様子も見られず、体調面も良くなっているようです。
月曜日、火曜日、そして水曜日と、私が見る限りに日を追うごとに状態が良くなっていくのはさすがの調整力と言えると思います。
調子が良くなっているといえば、ダスティン・ジョンソン。火曜日はコスリ球のような力のない球が見られましたが、今日の練習場ではコーチのクロード・ハーモン3世に加え、クロードのお父さんのブッチ・ハーモンまで姿を表し、ともに名コーチとして知られるハーモン親子が総出でスウィングをチェックしていました。
DJって、そんなに練習する選手だったっけ? と思うほどの熱の入りようでしたが、さすがにティーチング界の有名人二人を動員した甲斐あってか、弾道はだいぶ良くなっていて、復調している様子でした。
タイガー・ウッズはこの日は軽くハーフをプレーして、練習場でも軽めの調整。このあたりは選手によってルーティンが異なりますが、タイガーは順調と見ていいでしょう。
日を追うごとに調子を上げてきた松山、なんとか開幕に間に合った感のあるDJ、仕上がっているタイガー……彼らは初日にそれぞれどんなプレーをするのでしょうか。明日は、注目選手のラウンドをできる限りウォッチし、またレポートしたいと思います。