宮本勝昌が初シードを獲得したのは2000年のこと。その年のドライバー平均飛距離は280.5ヤードで、ランク14位だった。昨年はそれ以来初めて賞金シードを失うシーズンとなったが、初シードから20年近くの時を経て、飛距離は283.06ヤードと伸びているからすごい。
ランクこそ54位と大幅に下がっているが、それはそれだけ“周りが伸びた”ということ。チタン世代の若者を相手に、自らも飛距離を伸ばして46歳にして勝利を挙げる姿はさすが実力者という印象だ。
さて、そんな宮本の頼れる相棒と言えるのが、昨年から使用する。ブリヂストンのツアーB XD-3ドライバー。

「筋金入り」で話題になったツアーB XD-3ドライバー。宮本は「直進性が高く、初速もアップした」と評価
「昨年モデルチェンジしたこのドライバーは、以前のものより直進性が高くなって、ボール初速も上がっています。このドライバーを頼りに今シーズンも戦います」
そう開幕戦で語っていた宮本だが、頼れる相棒が早くも期待に応えてくれた格好となった。

使い込まれた痕の目立つ3番ウッドは2016年モデルだ
3番からピッチングは同じくブリヂストンのツアーB X-BL。3番から7番はハーフキャビティ、それ以下の番手はマッスルバック形状といういわゆる“コンボアイアン”だ。
「アイアンはブレードとハーフキャビティのコンビなので打感とコントロール性、球の上がりやすさのバランスがマッチしててかなり気に入ってます」(宮本)

7番までがハーフキャビティのツアーB X-BL。精悍な顔つきのアイアンだ
46歳、まだまだその存在感は衰えそうにない。

46歳にしてツアー通算12勝目を挙げた宮本。「今シーズンはこのドライバー(ツアーB XD-3)を頼りに戦う」と開幕戦で話していた
【宮本勝昌の14本】
1W:ブリヂストン ツアーB XD‐3(9.5度、ポジション ※ややオープンフェース、ツアーAD プロトタイプ)
3W:キャロウェイ XR16 PRO(14度、ツアーAD MJ7、硬さX)
2I:ホンマ ツアーワールド TW-U(18度、モーダス プロトタイプ)
3-PW:ブリヂストン ツアーB X-BL(N.Sプロ モーダス125、硬さX)
52・58度:ブリヂストン ツアーB XW-F(N.Sプロ モーダス125、硬さX)
PUTTER:スコッティキャメロン プロトタイプ