ここは決めておきたいパーパット。拾い上げたボールをリプレースした後、再度後方からラインを読んで確認しようとしたところ、突風が吹いてボールが10センチほど動いてしまった! 慌ててリプレースしようとしたけれど、この判断って正しかったっけ?
3メートルのパーパット。グリーン上でリプレースをしながら、「さあ、ここは絶対に決めてパーで上がるわよ」とがっつり気合いを注入!
「こういう単純なパットほど、慎重にならなきゃ。念のためもう一度、後方からしっかりラインを読み直して……と」。ビュウウウウウ~~ 「あれ? 急に風が!」
「きゃぁ! 急に強い風が吹いてきたわ。あら? この風でボールが10センチほど動いてしまったみたい」。「うそー! まったく、いたずらな風ねえ」
グリーン上でリプレース後に風でボールが動いたらどうする?
残り3メートルのパーパット。拾い上げたボールをリプレースしたあと、ラインが合っているか不安だったので、もう一度後方から読むことに。すると突然、強い風が吹いてボールが10センチほど動いてしまった。慌ててリプレースしようとしたのだが……。
正解は「無罰でリプレース」。旧ルールでは、グリーン上で拾い上げた球をリプレースした後で、自然の力が球を動かした場合、新しい箇所からプレーする必要があった。しかし新ルールでは、上記の状況で球が動いた場合、元の箇所にリプレースしなければならない(無罰)。マークして拾い上げる前の球が風などで動いた場合は、新しい箇所からプレーする(規則13-1d)。
週刊ゴルフダイジェスト5/21号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)