今平は現在ドライバーのテスト中。エースはヤマハのRMX 116だが、練習ラウンドなどでは同社のプロトタイプをバッグに入れ、テストを重ねている。プロトとはいえそのバックフェースには大きく「RMX」と書かれており、ほぼ確実にヤマハのフラッグシップモデルであるRMXシリーズのニューモデルだろうと予想されるモデルだ。
そのプロトに関して、今平は「直進性が高くなっている」という。
「ドライバーの直進性が高くなったことで、今までよりももっと叩けるようになりました。方向性がいいですからね。弾き感もあって飛距離に結び付いていると感じます。メジャーに出場すると飛距離が足りないと感じることもあって新しいモデルが強力な武器になってくれると思いますし、そう思ってテストを重ねています」(今平)
予選落ちを喫した初出場のマスターズで、「初日に飛ばそうとしすぎたので、2日目はフェアウェイにボールを置くことに集中しました。それは上手くいったのですが(FWキープ率は85.71%)、今度は2打目で距離がのこってしまった」と語っていた今平。方向性を犠牲にせず、飛距離アップを果たすことは今後海外メジャーなどを戦う上での課題。
新しいドライバーはその課題を解決するための切り札的クラブと言えそう。また、多くのプロが硬さ「X」かそれより硬いシャフトを選ぶ中、今平はグラファイトデザインのツアーAD TPの「S」フレックスを選択。「しなりを感じて打ちたい」(今平)というのがその理由。また、ボールは飛距離性能に定評のあるタイトリストのV1xを使用している。
今平のバッグを担ぐ柏木一了キャディは「周吾のすごいところはどんなスピードであってもフェースの芯を外さないところ。すごくミート率が高いんですよ。だからあの体で強振してもしっかりとフェアウェイに打っていける」と証言。
来週はメジャー第二戦「全米プロ」に挑む今平周吾。メジャーでの活躍が期待される今平の、使用クラブにも注目だ。
【今平周吾の14本】
1W(テスト中):ヤマハ RMXプロトタイプ(10.5度、ツアーAD TP6、S)
1W(エース):ヤマハRMX116(10.5度、ツアーAD TP6、S)
5W:キャロウェイ GBBエピック サブゼロ(17度、ツアーAD TP8、X)
2UT:タイトリスト 910H(21度、ツアーAD DI95、X)
4-PW(テスト中):ヤマハ RMX プロトタイプ(ダイナミックゴールド ツアーイシュー、S300)
52度:タイトリストボーケイSM7
60度:タイトリスト ボーケイ プロトタイプ(2017・2018)※同じロフトを2本入れている
PT:オデッセイ オーワークス マークスマン(プロトタイプ)