現在賞金ランク12位につけている比嘉一貴。上背はないものの、ダイナミックなスウィングで狙ったところにボールを運ぶプレースタイルが魅力の比嘉が信頼を寄せる飛ばしギアを見てみよう!

飛距離よりも狙い通りに打てることが重要

男子ツアー国内開幕戦の直前、JGTO(日本ゴルフツアー機構)の広報担当理事を務めるプロゴルファー・佐藤信人が、比嘉一貴をこう評していた。

「初優勝への期待という意味でいうと、その筆頭候補は比嘉一貴。スタッツに現れない強さのある選手。実力は抜けていると思います」

画像: 「筋金入り」で話題になったツアーB XD-3が武器。ロフトは10.5度で44.75インチと、45.5〜45.75くらいが標準的な現在の市販スペックに比べると1インチ程度短い設定

「筋金入り」で話題になったツアーB XD-3が武器。ロフトは10.5度で44.75インチと、45.5〜45.75くらいが標準的な現在の市販スペックに比べると1インチ程度短い設定

松山英樹、宮里優作らを輩出した東北福祉大出身の24歳。身長は158センチと小柄ながら、ショット力は高く、選手の総合力を示すメルセデス・ベンツ トータルポイントという指標では現在7位につけている。

そんな比嘉の飛ばしギアが、44.75インチの短尺ドライバーだ。

「ドライバーは打った感じを重要視しています。ロフトはある程度ないとダメなので10.5度。長いのは苦手で、44.75インチです。シャフトは走り系のシャフトが好きですが、飛距離というよりは自分が思った場所に打てることが大事だと思います」(比嘉)

画像: ツアープロに人気の「スピーダー TR」の未発売の最新モデルを採用。スピーダーTRは手元のしなるシャフトだが、今作はそれより中よりにしなりのポイントがあり、扱いやすさが増しているとか

ツアープロに人気の「スピーダー TR」の未発売の最新モデルを採用。スピーダーTRは手元のしなるシャフトだが、今作はそれより中よりにしなりのポイントがあり、扱いやすさが増しているとか

ドライビングディスタンスこそ282ヤードで85位だが、フェアウェイキープ率は57.65%で34位。「思った場所に打てる」ことで、67.46%で16位と高いパーオン率へとつなげている。

直近の「ダイヤモンドカップ」では予選落ちを喫したものの、今季は3戦して12位タイ、4位タイ、20位タイと安定した成績を残し、賞金ランクは12位につけている比嘉。今シーズンの初優勝がもっとも期待される若手なのは間違いがなさそうだ。

画像: 飛距離よりも狙い通りに打てることが重要

【比嘉一貴の14本】
1W:ブリヂストン ツアーB XD-3(10.5度、スピーダーエボリューション757 TR弐、X)
5W:ブリヂストン ツアーB XD-F(18度、グラファイトデザイン ツアーAD PT-8、X)
3UT:ブリヂストン ツアーB XD-H(21度、ディアマナ サンプ100、X)
4-PW:ブリヂストン X-CB (モーダス125、S)
52、54度:ブリヂストン ツアーB XW-1(ダイナミックゴールド ツアーイシュー、S300)
58度:ブリヂストン ツアーB XW-B(ダイナミックゴールド ツアーイシュー S300)
PUTTER:オデッセイ LUCKY777  #7CS ※シャフトはストロークラボ
BALL:ブリヂストン ツアーB X

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