水曜日。当地に来て初めてお日様を見た日。松山はアウト9ホールを練習ラウンドした。
松山が練習場に来たとの情報を得て、急ぎインコースからドライビングレンジに赴くと、打席右端にミケルソン、そして対面に松山。
両者ともドライバーを打っている。時折ミケルソンに目を遣る松山。程なく松山がアプローチ練習に向かい、夢の共演はここまで。
ミケルソンはドライバーとウエッジのショットを繰り返し、コーチと話をしながら練習を続ける。
そんなミケルソンの練習が終わるタイミングで、松山が戻ってきた。で二人ともラウンド。ミケルソンはインコースへ。
時刻は12時半少し前。同伴競技者は米国のリッチ・バーバリアンJr.とフランスのミシェル・ロレンゾベラ。ロレンゾベラは見た事があるけど、バーバリアンJr.は初見かも。
近づいたり離れたりしながら松山のハーフラウンドを撮影し、終わった場所は、もちろんクラブハウスから一番遠い9番グリーン……。松山は迎えのキャデラックSUVで練習場へ、私はそこからクラブハウス方向へ戻りつつも獲物探し。
ブライソン・デシャンボーを発見するも、トレードマークのハンチングを被っていないので1カットで終了。その後からマット・クーチャーが来る。セカンドショットが間に合いそうなので、急ぎセカンド地点へ行くも、彼のティショットは反対側へ。残念無念。大袈裟ながら、我が身の不運を嘆きます。
反対側のクーチャーを不本意ながらも撮影し、急ぎ練習場へ。「待ってろ松山」待ってるわけないけど。
遡ること2時間半。午前中のインからスタートした今平を撮り終えて、戻る途中の1番ホールでカートに乗ったジョン・デーリーを見つけた。
派手な競技委員かなあ、ラウドマウスの短パンだけど。あれ? キャディがいる。キャディはカートと関係なく徒歩でキャディバッグを担いでる。
ラフを走ってカートを止め、徒歩のキャディからクラブを受け取るとアプローチし始めた。これは一体どういうこと? 疑問が沸き起こるも、目指すは松山の練習です。
だがこの状況を撮影しない訳には行かない。疑問を抱えたまま写真を数枚撮って、再び練習場へと歩みだす。
後でメデイアセンターに戻り、複数の事情を知る人に聞いて驚いた。デーリーは右膝に故障を抱えていて、歩いてこのコースのラウンドは困難。なのでカートの使用を願い出たとのこと。
それを了承されてカートでの参戦になったと言う。明日からの本戦もカートを使うそうです。前々からの話題だそう。へぇー! そうなんですか。知りませんでした。
その後、松山を求めて急いでドライビングレンジに向かう。途中同業在米写真家に「松山と小平が並んで打ってまっせ」との有難い情報を得るも、着いた頃には時すでに遅し。
今日は待てども帰るまでにタイガー現れず。最後の練習日は終わり。明日から本戦です。