ブルックス・ケプカの連覇で幕を閉じた全米プロゴルフ選手権。だが、現地ニューヨークのギャラリーはDJの大逆転優勝ムードだったようで……? 現地で取材したゴルフカメラマン・姉崎正が最終日の様子をレポート!

カメラマンにも「グータッチ」DJの追い上げに現地も沸いた

全米プロ最終日が終わりました。優勝安全圏にいると思われたブルックス・ケプカがスコアを落とし、松山と同組で最終組の2組前を行くダスティン・ジョンソンがじわりスコアを伸ばす展開になり、一時は逆転か、とも思われました。

こうした展開のときは、先行するプレーヤーを追うのが最終日の鉄則になります。又、松山英樹という私たちにとって是非物の選手と同組がダスティン・ジョンソンといううことで、この組は最重要撮影ターゲット。ただでさえ多めに付いて撮影する組が、優勝争いに参加しているとなれば、もう離れられません。結局後半11番から最終ホールまで追いかけました。

追いかけだした当初は「とはいえケプカの勝ちは自明の理」であり、2位争いの中から抜け出したなぁDJ、程度に考えていました。

ところが、ケプカがスコアボード上でどんどん落ちていき、そのスコアが変わるたびに、ニューヨーカーたちはやんやの喝采、お祭り騒ぎです。コースロープ際を歩く私にまでグータッチを求めて腕を突き出してくる始末。勿論それに応じてグータッチ。パーを出す人にはパータッチ。

画像: DJの追い上げにお祭り騒ぎのギャラリーたち

DJの追い上げにお祭り騒ぎのギャラリーたち

ダスティン大逆転優勝かも、なんてことを考え出したら15番でバーディを決めました。これで2打差、あれ、ボードを見ると1打差になってる。もうDJ大逆転優勝一直線でしょう。

と浮かれていたのはここまで。次の16番セカンドショット、フェアウェイ絶好の所からまさかのグリーンオーバー。やっちゃいましたDJ。残念無念。ただ諦めるのはまだ早い。

画像: 16番のセカンドショットはグリーンオーバー。DJも肩を落とす

16番のセカンドショットはグリーンオーバー。DJも肩を落とす

次の17番パー3でなんとか……ならずボギーとしてゲームオーバー、DJ祭りの終わりです。良い夢見ました、血湧き肉躍りました。ありがとうDJ。

この後は18番でケプカを待ちます。ティショットを左のバンカーに入れ、そこからグリーンは狙わず花道へ。

で、アプローチをピン手前にナイスオン。このパットを外してボギーでも優勝。しっかりとラインを読んでケプカ、ナイスパー。

画像: 優勝パットを決め、雄叫びとともにガッツポーズするケプカ

優勝パットを決め、雄叫びとともにガッツポーズするケプカ

どやー! とばかりの派手なガッツポーズ、頂きました。おめでとうブルックス。タイガー以来の連覇、天晴れです。

撮影/姉崎正

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