大槻智春はピンの契約選手。そのピンの最新モデルは「G410」シリーズだが、大槻が使うのは「G400」シリーズで、中でもヘッド体積460ccと最大サイズの「G400MAX」。
今年のマスターズで優勝争いしたトニー・フィナウ、PGAツアー屈指の飛ばし屋であるキャメロン・チャンプなども使用したモデルだが、大槻はこれを今年も使っている。
「(最新モデル)G410プラスもテストしましたが、このG400MAXが抜群に曲がらないし飛ぶので、変える必要がないんです」(大槻)
この言葉通り、大槻の関西オープンでのフェアウェイキープ率は73.21%で全体の1位。最終日に限っては、92.86%という途轍もない数字を叩き出している。そもそもG400MAXは旧モデルではなく現行モデル。改めて、最新機種に負けない性能を示したと言えそうだ。
また、大槻の最終日のパーオン率はこれも驚異の100%。これをもたらしたのは、最新モデルのマッスルバック、ブループリントアイアンだ。
「アイアンは開幕戦のプロアマでテストしてそのまま実践投入しました。打感もコントロール性もすごくよくてすぐに使いたくなりました。距離感も合ってきたのでかなり心強い武器になりそうです」とコメントしていた。
昨年初シードをつかんだものの、初優勝までは手が届かなかった大槻。頼りなるギアとともに初優勝をつかんだ今年は、充実のシーズンになりそうだ。
【大槻智晴の14本】
1W:PING G400 MAX(9度、ツアーAD DI6-TX)
3W: テーラーメイド M4(15度、ツアーAD クアトロテック75X)
2U:PING G410(17度、プロジェクトXハザーダス 6.5)
4-5I:PING i500(ダイナミックゴールド、X100)
6-W:PING ブループリント(ダイナミックゴールド、X100)
50度:グライド2.0
54度:グライドフォージド(ダイナミックゴールド、X100)
60度:アクシス Z1ウェッジ(ダイナミックゴールド、 X100)
PUTTER:PING PLD アンサー
BALL:タイトリスト V1X
※アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフで撮影。関西オープンでは2Uを抜き、3U(PING Gクロスオーバー、シャフトはプロジェクトXハザーダス 6.5)を使用