ティショットが右に曲がり、斜面の上へ。ボールは、落下した勢いでできた自らのピッチマークの中に埋まってしまった様子。そこで救済しようとしたところ、同伴者から「待った!」の声がかかった。あれ、こんなときどうすればいいんだっけ?
画像: 「あ~! 右へ行っちゃった」

「あ~! 右へ行っちゃった」

ティショットは一直線に右方向へ。「お願いっ! どうにかフェアウェイにうまく戻ってきてくれたらいいんだけどな~」

画像: 「あ! これですね」「……あら? もっと落ちてきてくれてもいいのに」

「あ! これですね」「……あら? もっと落ちてきてくれてもいいのに」

「ボールはどうやら、斜面の途中で止まったみたいですね」「もう少し、いいところまで転がってくれたらよかったのに……残念!」

画像: 「地面がぬかるんでいたから、止まっちゃったのね」

「地面がぬかるんでいたから、止まっちゃったのね」

「昨日の雨の影響かしら。地面がぬかるんでいるから、そこで止まってしまったのね。これではなんだか、打ちにくいわね……」

画像: 「救済しまーす」「あ、ちょっと!」

「救済しまーす」「あ、ちょっと!」

ラフで自らのピッチマークの中にくい込んだ球はどう処置すべき?

ティショットは右方向へ。通常なら転がって落ちてくるぐらいの急な斜面だったが、ボールは斜面途中で止まっていた。どうやら地面がぬかるんでいたせいで、ボールが落下したときにできた自らのピッチマークの中に埋まってしまった様子。そこで救済しようとしたところ、同伴者から待ったがかかった—―。

  • 球が地表面より少しでも沈んでいれば救済できる
  • 球が地表面より半分以上沈んでいれば救済できる
  • ラフでは球が地面にくい込んでいても救済できない
  • 球が地表面より少しでも沈んでいれば救済できる
    37
    2597
  • 球が地表面より半分以上沈んでいれば救済できる
    27
    1888
  • ラフでは球が地面にくい込んでいても救済できない
    35
    2464

正解は、「救済ができる」。旧ルールでは、自らのピッチマークによって地面にくい込んだ球を救済できるのは、フェアウェイなどの芝草が短く刈られた区域に限られていた。しかし新ルールでは、ジェネラルエリア全域(例外あり)で救済が認められる。球が自らのピッチマークの中にあり、球の一部が地表面以下にあれば、地面にくい込んだとみなされる(規則16-3)。

週刊ゴルフダイジェスト6/11号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)

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