プロの練習法は我々アマチュアにもできるのか⁉
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。実は何を隠そう、先月行われた女子のメジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で見事に初優勝をあげた渋野日向子プロのファンになっちゃいました。なんと言ってもあの笑顔が良いじゃないですか。つい応援したくなっちゃいますよね。
その渋野プロ、パットが上手い! サロンパスカップでも本当にパットが入っていました! なんでも元々はあまりパットは得意ではなかったらしく、かなり練習をしてあそこまで上手くなったらしい。どういう練習をしたらあんなに上手くなるんだろうと思っていたら、6/18号の週刊ゴルフダイジェストの「渋野日向子のゴルフ完全解剖」って特集にその秘密が書かれていたので、さっそく試してみました!
渋野プロのやっていた練習ってのが、「9ホールの模擬パット」。カップを中心に円を描くように9個のボールを置いて、9ホールすべてを1パットで上がれることを目指すというもの。ただし同じ距離にボールを並べて打つのではなく、1ホール目はカップから1メートルのところに置き、2ホール目は1.5メートル、3ホール目は2メートルというふうに50センチずつ遠くに離して置いていくんです。
そうすると、9ホール目はなんと5メートルのパットになる。ただでさえ距離が長くなっていって難しいのに、四方から打つから当然すべてラインが違うわけですよ。
でもねさすがに9ホールすべて1パットで入れるってのはかなり難しいので、9ホール中2回まではミスしてもいいというルール。3回外すと最初からやり直し。渋野プロはこれが出来るまで帰れないというルールで練習していたようです。
いや〜これはかなり難しそう。でもね、2回外しても良いなら、もしかしたら僕でも1時間くらいがんばれば、まぐれで1回くらい成功するんじゃないかな? ってことで、挑戦してみました。
いや〜考えが甘かった……。1時間近くやってみましたが、まったく出来そうな気配がない。良くても5ホールか6ホールで終わっちゃう。下手すりゃ3ホールで終わっちゃうし。まぐれで一度だけ7ホール目まで行きましたが、8ホール目でショートして終了。
とにかくね、2回目を外した後のプレッシャーがハンパないんですよ。もう手が動かなくなっちゃってまったく入らなくなる。記事にも書かれていましたが、そういうプレッシャーのなかでもしっかりと打てるようにするための練習でもあるんですね。
記事をよく読んでみると、渋野プロでも最初は3時間以上かかったらしいじゃないですか! そりゃ僕じゃ1日やってても終わらんわ。でも渋野プロは今ではかなり早く終わるらしい。さすがですね〜。
50センチを30センチにして再挑戦。結果は!?
でもこの練習方法はかなり効果がありそうなので、ちょっとハードルを下げてやってみることにしました。ボールを置く位置を1ホール目は30センチにしてみて、2ホール目を60センチと30センチ刻みにしてみたんです。
最後の9ホール目は2メートル70センチってことになりますね。これなら、かなり楽になるんじゃないかと。このやり方で30分ほどやってみましたが、やっぱりダメでした。しかしね、なんとか8ホール目までは行くことが出来ました! 最終ホールはビビってしまってショートしましたけどね(笑)。でもこの距離ならずっと続けてやっていれば出来るような気がします!
この練習方法、僕たちアマチュアにはかなり難しいですが、とても効果がある練習方法だと思いました。もちろんストロークの練習にもなるのですが、パットにはとても大切なメンタルの面もかなり鍛えられます。プレッシャーがかかるとあんなにパットが難しくなるんだって事を思い知らされました。
もしかしたら最初はスタートを20センチにして、そこから20センチ刻みで距離を伸ばしてやってみたりするのがいいかもしれません。それが出来たら30センチ刻みに伸ばすとかね。
やっぱパットってこういうコツコツとやる練習をやらないと上手くならないんだな〜と思いました。しかしゴルフのスコアをまとめるのは最終的にはパットですから、がんばって練習しようと思います。これは続ければ確実に成果が出る練習方法だと思いますよ。
渋野プロも言われていましたが、この練習はカップを独占しちゃうので、スタート前の混んでる練習グリーンとかではなく、ラウンド後とかの空いているときににやるようにしてくださいね〜。