1987年生まれ、熊本県出身の笠りつ子(りゅう・りつこ)。2011年にニトリレディスで初優勝後、ツアー通算5勝を誇る。今季は賞金シード復帰と2年ぶりの優勝を目指す。そんな彼女の選ぶ14本のクラブとは?

クラブはいろいろテスト中。「試せる楽しさと、大変さの両方を感じます」

昨年は8年間守り続けたシード権を失い、今シーズンは心機一転、クラブ契約をフリーで迎えた笠りつ子。「ショット力を上げることが課題です」と話す彼女だが、中盤戦に入り、かつてのようなキレのあるショットが戻ってきている。

「契約フリーになり、オフはシャフトも含めていろいろと試しました。新しいドライバーのエピック フラッシュ サブゼロは、構えたときの感覚、見た目重視で決めました。まだクラブはいろいろ試しながらですが、いい感じの手ごたえはあります」

もともと、感覚を重視するタイプの笠。「いろいろと試せる楽しさと、大変さの両方を感じています」と良くも悪くも契約に縛れらることがなくなり、クラブ選びに対する新たな気持ちも芽生えているようだ。その手始めに、ウッドを一新した。

画像: 飛距離がアップし、いまや欠かせない1本。低スピンの強弾道で落ちてからのランも期待できる。構えたときの顔のよさで投入を決めた。ドライバー「キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ」(10.5度)

飛距離がアップし、いまや欠かせない1本。低スピンの強弾道で落ちてからのランも期待できる。構えたときの顔のよさで投入を決めた。ドライバー「キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ」(10.5度)

「限られたゴルフ人生、いろんなクラブを試したい。新しいチャレンジをしたいと思っています」と、現在も“自分に合うクラブ探し”は続いている。

暫定リランキング5位(現在)と、まずは後半戦出場権もほぼ確実にした。完全復活へ「とにかく結果にこだわっていきたい。なんとか1つ勝ちたい」と3年ぶりの優勝を見据えている。

週刊ゴルフダイジェスト7/9号「pro's spec」より。撮影/大澤進二

画像: クラブはいろいろテスト中。「試せる楽しさと、大変さの両方を感じます」

【笠りつ子のセッティング】
1W:キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ(10.5度、ツアーAD DI-6、硬さSR)
3W・5W:プロギア TUNE 02(15.5度・17.5度、クロカゲ 60、硬さSR)
7W:ホンマゴルフ TW737-FWc(21度、ヴィザードEX-C65、硬さSR)
5UT:プロギア RS(25度、MCH 70、硬さS)
6I~PW:本間ゴルフ TW737-P(NSプロ 850、硬さR)
AW・SW:本間ゴルフ TW-W(47度・52度・57度、NS 850、硬さR)
PUTTER:オデッセイ オーワークス ブラック マークスマン

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