パットを打とうとしたところ、カップのフチの部分が削られていたので、平らに修復した。すると同伴者から、ペナルティとの指摘を受けてしまった! あれ、これって勝手に直してはいけないの?
3メートルという絶好の位置からのパーパット。「さあ、しっかりキメるわよ~! この前はピンを差したままで打って失敗したから、ここは抜いておこうっと」
「あら? なんだかカップのフチが削られて荒れているわね。絶対に外したくないから、念には念を入れて挑みたいのだけど……」
「ピンを差したままボールを拾うと、フチがどうしても傷つきやすくなってしまうのよね。直しておきましょっ」トントン……
カップのフチが削られていた。これって直していいの?
3メートルのパーパットを残していたが、前のホールでピンを差したままパットしたところ、ピンに弾かれてしまったので、今回はピンを抜くことに。見ると、カップのフチの部分が削られていたので、削られた部分を平らに修復。すると同伴者からペナルティの指摘を受けてしまった……。
正解は、「直すことができる」。旧ルールでは、古いホールの埋跡とボールマークの修復は認められていたが、それ以外のグリーン面の損傷を修理することはできなかった。しかし新ルールでは、罰なしに、グリーン上の「人や外的影響によって生じたあらゆる損傷」を修理することができる。これにより、スパイクマークなども直すことができるようになった(規則13・1c)。
週刊ゴルフダイジェスト7/30「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・阪上恭史)