「えー! なんだろう。ウェアはなるべくシンプルというかカッコイイ系です。最終日はなるべくピンクのイメージにしようと思っています。ニューバランスさんのウェアのピンクの色が気に入ってカワイイかなーって。自分のテンションが上がる、とかは考えてないんですけどね(笑)」(稲見)
と、吉本と同じく特に強いこだわりというのはないらしい。
「あ! でもこれ可愛くないですか? ヤーデージブックのカバーなんですけど、後ろに1と7と3がちりばめられていて。苗字が“いなみ”なので173なんです。作ってもらいました」(稲見)

MONEという名前の後ろにちりばめられている数字が173(いなみ)になっている稲見萌寧
こだわりというよりも、思い入れのあるアイテムはあるようだ。続いてはQTランキング13位、リランキング9位でレギュラーツアーフル参戦の菅沼菜々。
「ウェアがルコックなんですけど、結構他のプロとかぶってしまうことが多くて。みなさんシンプルに着ている人が多いので、あえて上下同色を着たり、派手な色を着たりしています。コースでも自分だってわかってもらうためもありますね。この前小祝さくらちゃんと同組だったときにウェアの上がかぶっちゃって、下はふたりともレインウェアを着ていたからおんなじ格好になっちゃって。かぶっちゃうとやっちゃった感出ちゃいますしね(笑)。かわいい格好したほうが気持ちも上がりますしね」(菅沼)

この日は上下同じ色でそろえた菅沼菜々。ウェアがかぶっている選手はいなかった
人とかぶらないようにウェアを選ぶのはこだわっていると話した。
最後はQTランキング34位、リランキング24位の山路晶。
「全然、何のこだわりもないですね」(山路)

クラブとボール以外のこだわりは何もないと言い切った山路晶
と言い切った。これはこれですごい。
ということで、聞いたのは一部の選手だったが、若手女子プロゴルファーはクラブとボール以外のアイテムへの強いこだわり、というのはあまりない傾向にあるらしい。
むしろ強くこだわることでそれがネックになってしまうと考える選手もいた。中には河本結の最終日の赤いリボンのようにこだわりを持つ選手もいるが、「あえてこだわりなし」がトレンドなのかも。
取材大会/サマンサタバサレディース 撮影/矢田部裕